海人川人 やっさん(安田明彦)の釣って食って楽しんで

海釣り、川釣り問わずいろいろなジャンルの釣りを楽しみ、仕留めた魚をおいしく食べるためにさまざまな料理を作る

イサギ順調

2009-03-26 06:38:39 | 釣り
本日発売のデイリースポーツの記事は、和歌山県美浜の千代丸のイサギです。

前日は、今ひとつ食いが悪く、アジ狙いに途中から切り替えたそうです。

今日は、イサギ一本でやるよ。と船長が断言しました。

そのせいか、いまいちだった潮が、朝から上り潮です。

上り潮とは、潮岬から京都へ向かう潮、つまり、昔の「都」へ上るところからきているようです。

トロトロでもいい。上り潮は好材料です。

初期は手釣りの方が分があると言うことで、竿でやりたかったのですが、手釣りで狙いました。

いや、実は手釣りも大好きなんです。

竿のかわりが腕になるわけですから、相手が引けば、リールのドラグが滑る、竿が曲がる、と言うようなことは手釣りでは一切なく、少し引けば、腕を伸ばし、もっと引けば道糸を出して対処するのです。

ところがどっこい。相手が引くと、道糸をぎゅっと持って腕を伸ばさず、糸を出さず、プチン。そんな苦い経験を今までしてきました。それが出来るようになると、手釣りも面白いんです。竿よりも、マキエを出す動作が、機敏で小細工が効くんですよ。

船長から、底から4~6ヒロ切って狙って、と指示が出ます。

まずは底から。3ヒロで、まずマキエを出すため、腕を3、4回ギュギュッとしゃくります。

すると鉄仮面からマキエが出るんです。

そのマキエの中に、スキンの5本バリ仕掛けを入れてやるのに、もう1ヒロたぐるんです。

竿だと、このギュギュッの操作が、いまいち曖昧になるようです。

アタリ無し。もう1回下げて、再度マキエを出し、上げてアタリを待ちます。

最初はアタリ無し。すぐに上げて、マキエの詰め替えです。

マキエの釣りは、最初は、頻繁にするのがよいようです。

アタリが出だし、しばし入れ食い。

タナも上がってきました。

しかし船長の方が、一回りサイズが大きいようです。

タナを聞くと、最初から同じ4ヒロや、というではないですか。

それを聞いて、釣れるサイズが小さかったので、最初からやり直しです。

しかし、いったん上げたタナから、下げると、アタリがピタリと止まりました。

上げるとアタリがありますが、小型。下げれば、アタリ無し。

さて、どちらを狙うかです。

小型をあきらめ、良型狙いに切り替えました。

しばらくすると、アタリ復活。

最後には37㌢の良型も。これは安全にタモですくいました。

5本バリの先バリにしか食わないのは、まだ本調子ではない証拠なんだとか。

でも、58尾のイサギは、瞬く間に帰ってからさばけました。