海人川人 やっさん(安田明彦)の釣って食って楽しんで

海釣り、川釣り問わずいろいろなジャンルの釣りを楽しみ、仕留めた魚をおいしく食べるためにさまざまな料理を作る

イシダイ 釣りたい!

2009-03-28 08:04:57 | 魚 料理
先日の頂いたイシダイ。

実は、釣り堀で釣れるです。

イシダイは天然物。

よく肥えていて、脂ののりも最高

定置網に入るんです。

その遊泳ルートが、実に面白い。

その人の説によると…

まず、淡路島・沼島で釣れだして、しばらくすると、紀伊半島を回って、三重県まで回遊してきて、三重県の定置網に入るんだとか。

えっ、その群れが?って聞くと、たぶん…。

決まって、よく似た時期に入るから、回遊してきた、というのです。

そこでお決まりの、なんで

「いや、だいたい同じ時期に網に入るから…」らしい。

そこで疑問。越冬するのには、魚は、水深の深い、水温の少しでも高く、安定したところで。といわれています。

マダイもチヌもイシダイも、そうでしょう。

その基本から、はずれているんです。紀伊半島沿いを回ってくるだけだったら、越冬ではない。

沼島で釣れるのも、越冬場所と聞いています。

冬場に1カ所に集まるから、越冬場所、合点がいきます。

話が変わって青物、ブリの話をしましょう。

紀伊半島、和歌山県側では、これまでなら、まず、潮岬でメジロ、ブリが釣れて、それが南下。見老津あたりのサンマの飼い付け釣りは、有名です。ですが、メジロの群れの大半がどこかへ行き、日ノ岬までは、あまり、来ないんです。次に行くのは、確か室戸沖でした。

大阪湾では、秋からツバスが入ってきて、大阪湾で成長し、ハマチクラスになって大阪湾を出て行きます。それが、白崎沖や日ノ岬あたりで釣れるようになるんです。

もう十数年も前に、和歌山の水産試験場、徳島の水産試験場へ、取材し、それまでの経験値と、その回遊ルートがピタリと当てはまることが証明できました。

なぜ、ルートがわかるかです。それぞれの水試が、ツバスやハマチやメジロにタグと言われる標識を付けて、放流し、捕獲した調査から、それが割り出されたのです。

ところで、脂ののったイシダイは、三重県の海上釣り堀、辨屋で釣れています。

正真正銘、天然物です。これは釣りに行きたい

刺身もうまいが、残った皮の湯引きも、刺身以上にウマイ。

そのチャンスは、いつ来るか。近いうちか。それとも…。