我が家には、「阪神ファンの家」と書かれている表札があります、さすがに玄関の外には立てかけてはいませんが、玄関に入って下駄箱の上に、目立たないように置いてあります。
この表札。自分で購入したものではありません。
頂き物です。
今から29年くらい前。結婚をするタイミングで、２年間住んだアパートから引っ越すことにしました。一人暮らしをしていたので、ご近所の人とはほとんど付き合いもなく、とは言え引っ越す事になったので、最後にはと両隣のお宅にご挨拶に伺った時の事。 お隣の奥様から、
「ひょっとして阪神ファンですよね？」
との質問が。
どうしてご存知なのですか？と聞くと、阪神の試合がテレビ放送されている日に、うちの部屋から叫び声が聞こえていたとのこと。 「まじか！これは失礼した！」と、なんともこっぱづかしい思いになった後
「うちの主人が、これを渡して欲しいと。」
と言って出してくれたのが阪神ファンの家の表札。 このような貴重な物は頂けないと、一旦は断ったものの、同じ阪神ファンなのでとても親近感を感じていたので、是非受け取って欲しいと。そこまで言われては、、、という事でありがたくいただきました。こんな事なら、もっと色々お話ができればよかったと、後になって思ったのもです。 阪神ファンだけでなく、同じチームを好き、という事だけで、結構親しくなれることってありますよね。社内でも、馴れ馴れしく話なんて出来そうもない部長が実は阪神ファンだった事を知り、急に図々しく話せるようになったり。そこには、ファンでしか共有できない『愛』を感じるんですよ。きっと(^ ^) 我が家の表札も、愛を頂いたまま、ずーっと玄関で笑ってくれていることでしょう。（何と無く文字が笑ってる感じ、しません？）