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足許は宙のはじまり冬夕焼:山内健治

2021年01月27日 | 俳句
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足許は宙のはじまり冬夕焼:山内健治
足許に薄暗がり。西の空には冬の夕焼け。觔斗雲(きんとうん)が燃えながら飛んで行く。昼から夜への曲がり角。やがて直ぐ果てしない星々の宇宙が展開されるだろう。足許に自分の居場所を確かめる。そしてこの一時のアリバイ。我ここに今在り。<燃えながら落ちゆくものに冬夕焼:やの字>読売新聞「読売俳壇」2011年1月18日所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>

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