やんまの気まぐれ・一句拝借!

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冬の堂慶派の鑿(のみ)の音響き:中島やさか

2021年01月28日 | 俳句
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冬の堂慶派の鑿(のみ)の音響き:中島やさか
門も伽藍も立派な古刹に金剛力士が凜として立っている。運慶快慶ら慶派の手に成ると言う。その迫力に圧倒されつつ像を彫っている姿に思いを巡らせる。正に鑿(のみ)の音が響いてきそうだ。これで無くては邪悪な存在は打倒できまい。この気迫が時を経た今に響いてくる。<温もれる小さき冬のつぶやく堂:やの字>読売新聞「読売俳壇」2011年1月18日所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>

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