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翌日しらぬ身の楽しみや花に酒 井月

2017年03月07日 | 俳句
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井上井月
翌日(あす)しらぬ身の楽しみや花に酒
一読我が意を得たりの感あり。こよなく花を好み酒を好んだであろう。もと越後長岡藩士ながら無断で出たままの放浪生活、自称「乞食井月」とうそぶいていた。万朶の花の下で酒を酌み口癖の「千両!千両!」と悦に入っている。どうせ一度は死ぬ身思い通りに生きたいものだ。世間体などどうでもいいのさ。千両、今ならジャンボ籤に当たるしかないかなあ。そしたら若くキュートな娘さんをガイドにして世界旅行でもしようかな。そんないい事ある訳ない!(←きっぱり)。:俳誌「俳句」(2016年3月号)所載

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