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秋刀魚焼く煙の中の割烹着:鈴木真砂女
秋刀魚焼く煙が目に美味しい。割烹着が似合う女が煙の中に佇んでいる。現実の生活が煙の中に夢想をくゆらせる。恋多き日の様々な事が甦る。ひとを泣かせて自分も泣いた。これもあれも煙の中である。ところで今年は秋刀魚が高値だそうで我が家の食卓には乗りそうも無い。<水引の花や真砂女の割烹着:やの字>:鈴木真砂女句集「紫木蓮」:1999年7月2日所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>
秋刀魚焼く煙の中の割烹着:鈴木真砂女
秋刀魚焼く煙が目に美味しい。割烹着が似合う女が煙の中に佇んでいる。現実の生活が煙の中に夢想をくゆらせる。恋多き日の様々な事が甦る。ひとを泣かせて自分も泣いた。これもあれも煙の中である。ところで今年は秋刀魚が高値だそうで我が家の食卓には乗りそうも無い。<水引の花や真砂女の割烹着:やの字>:鈴木真砂女句集「紫木蓮」:1999年7月2日所載。
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