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真っ先に父がふはふは花野ゆく:前田倫子
父と訪れた花野である。ウアッ綺麗と思った瞬間、父が真っ先に飛び込んで行った。それっと追いかけようとする父の後ろ姿はふはふはと飛ぶが如く舞うが如く漂っている。父が居て家族が揃って私が居る。夢の様な現実の一時が流れてゆく。<振り向かぬ父の背があり大花野:やの字>:前田倫子句集「翡翠」:2008年11月11日所載。
<いらっしゃいませー俳句喫茶店・つぶやく堂ーどうぞお入りください>
真っ先に父がふはふは花野ゆく:前田倫子
父と訪れた花野である。ウアッ綺麗と思った瞬間、父が真っ先に飛び込んで行った。それっと追いかけようとする父の後ろ姿はふはふはと飛ぶが如く舞うが如く漂っている。父が居て家族が揃って私が居る。夢の様な現実の一時が流れてゆく。<振り向かぬ父の背があり大花野:やの字>:前田倫子句集「翡翠」:2008年11月11日所載。
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