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秋めいて空カンひとつ2つ3つ:如月はつか

2020年09月27日 | 俳句
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秋めいて空カンひとつ2つ3つ:如月はつか
気温もぐっと下がって大分秋めいてきた。そぞろ歩けば空き缶が転がっている。ひとつ2つ3つと数えた時に詩が生まれる。この空き缶、ゴミのぽい捨てではない。まさしくこれは子供達の遊具である。缶蹴り遊びや砂場のスコップ代りに使うあれである。路地裏の土の道、昭和への郷愁が湧き出した。ひとつ2つ3つ。<秋めくやそぞろに歩く万歩計:やの字>:如月はつか句集「雪降る予感」:1993年2月20日所載。
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