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ひとりづつ庭へ出てゆく子規忌かな:黒川 宏

2020年09月19日 | 俳句
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ひとりづつ庭へ出てゆく子規忌かな:黒川 宏
どこかの句会だろうか、いや子規庵見学時の事と考えておこう。東京は根岸に「子規庵」と言う正岡子規が最晩年を送った家がある。今は子規の記念館として公開されている。今頃は鶏頭の14、5本が見頃である。訪れた俳人たちがそれぞれに庭へ降り立ち空気を味わい往時を偲んでいる。遠く風に乗って山手線の鉄道の音が聞こえてくる。その先の上野公園の一角には子規記念野球場があってそれを含めてボランテイアガイドが廻ってくれる。余談だが林家三平邸は子規庵のすぐ近くにある。<偲ばむと我に酒あり獺祭忌:やの字>:雄山閣「新版・俳句歳時記」:2012年6月30日版所載。
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