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坂石佳音
あめつちにわたくしひとり野路の秋
天井天下唯我独尊といったのはお釈迦さまだったか。こちらは花の季節の誕生という明るさを帯びている。春に春愁いあれば秋に秋愁いがあって秋には少し重たい愁いを帯びるだろうか。野路に在る作者に千秋の気層がのし掛かかり、孤愁の感がぐっと強まる。だからこそ周囲に対し普段以上に明るく振舞うのかも知れぬ。ネット「つぶやく堂俳句喫茶店」(2016・10・02)所載。:やんま記
坂石佳音
あめつちにわたくしひとり野路の秋
天井天下唯我独尊といったのはお釈迦さまだったか。こちらは花の季節の誕生という明るさを帯びている。春に春愁いあれば秋に秋愁いがあって秋には少し重たい愁いを帯びるだろうか。野路に在る作者に千秋の気層がのし掛かかり、孤愁の感がぐっと強まる。だからこそ周囲に対し普段以上に明るく振舞うのかも知れぬ。ネット「つぶやく堂俳句喫茶店」(2016・10・02)所載。:やんま記