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国生みの島にあまたの藁ぼつち 赤猫

2016年10月04日 | 俳句
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山本あかね(赤猫)
国生みの島にあまたの藁ぼつち
国産み(くにうみ)とは、日本の国土創世譚を伝える神話である。
イザナギとイザナミの二柱の神は天の橋にたち矛で混沌をかき混ぜ島をつくる。
とは言え、父母も先生もそんな事は話してくれなかった。
今一つのロマンとして大和敷島の発生を考えるとき、
お米文化の絆の結ぶ直線上の藁ぼっちがでんと座している。
現実の上ににロマンを重ねている南瓜頭の上にぽっかりと悠久の雲が流れている。:「つぶやく堂・俳句喫茶店」所載・やんま記