やんまの気まぐれ・一句拝借!

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初秋の哀しみに効くおまじなひ 香田なを

2016年08月08日 | 俳句
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香田なを
初秋の哀しみに効くおまじなひ

つい七日に立秋を迎えたばかりの秋の始め。去り行く季節と迎える季節が交錯している。エネルギーに満ち溢れた夏の日が夏薊の唄とともに消えてゆく。♪~夏が過ぎ 風あざみ~ 誰のあこがれにさまよう~ 青空に残された 私の心は夏模様~♪ 様々な出会いと別れに傷ついた心が痛い。そんな時は祖母が掛けてくれた魔法のおまじないがある。「痛いの痛いのとんでゆけっ!」。これって何で良く効くんでしょうね。秋はいにしえより哀れの季節である。『つぶやく堂俳句喫茶店』(20160808)所載:やんま記