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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「秋田県の象潟のご紹介」

2025年06月27日 | 写真
象潟(きさかた)は、秋田県にかほ市象潟地域にあります。現在は陸地だが、かつては潟湖(入り江)で、潟湖に島々が浮かぶ景勝地でした。
「東の松島 西の象潟」と謳われ、同じく東北地方の景勝地の松島と並び称されていました。 
象潟の島々は、鳥海山の大規模な山体崩壊及び、その土砂が日本海に流れ込んだことによって生じたもので、いわゆる流れ山地形です。  
芭蕉は『おくのほそ道』において「松島は笑ふが如く、象潟は憾(うら)むが如し」(松島は笑っているようで、象潟は憂愁に沈んでいるようだ)と評しましました。
芭蕉は「象潟や 雨に西施が 合歓(ねぶ)の花」という句を象潟で詠んでいます。
『おくのほそ道』の刊行後は、それに影響を受けた文人が多数、象潟を訪れるようになったのです。 
現在も60ほどの島々が水田地帯に点々と残されており、当時のまま九十九島という名称が付けられています。
蚶満寺境内から、象潟の一部には、往復数キロに及ぶ遊歩道が設けられており、島々を巡ることができます。 

写真は現在の秋田県の象潟です。

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