奈良にある重要なお寺の風景をお送り致します。

1番目の写真は東大寺の大仏(盧舎那仏像)です。
国宝である大仏は、世界最大級の銅造の仏像です。高さ約15メートル、顔の幅が3.2メートルあります。巨大さに圧倒されますが、穏やかな表情は癒しを与えてくれます。大仏だけでなく、大仏が安置されている巨大な大仏殿も国宝に指定されています。

2番目の写真は薬師寺です。
薬師寺は7世紀後半、天武天皇の皇后(後の持統天皇)の病気回復を祈願して発願され、697年に藤原京の地に完成しました。その後、平城京への遷都に伴い、現在の地へ移されました。 

3番目の写真は金峯山寺(きんぷせんじ)(吉野郡吉野町)です。
金峯山寺は、修験道の開祖・役行者によって約1,300年前に開かれました。金峯山修験本宗の総本山として、現在も全国から修験者・山伏が集います。吉野山にあり街中の喧騒から隔離され、凛とした空気が漂うお寺です。
見どころは、国宝・世界遺産に指定されている蔵王堂です。金峯山寺の本堂であり、本尊・金剛蔵王大権現三体などを安置しています。

4番目の写真は室生寺(宇陀市)です。
室生寺は、奈良時代末期、興福寺の僧・賢璟(けんけい)が創建しました。古くから女性も参詣できたため、女人高野の別名を持ちます。森林の中に佇む五重塔です。

5番目の写真は唐招提寺(奈良市)です。
唐招提寺は、唐出身の鑑真和上が759年に建立した寺院です。世界遺産「古都奈良の文化財」の構成資産の一つとしても知られています。
奈良時代に作られた日本中の金堂で唯一現存する金堂です。そして堂内には本尊・盧舎那仏坐像、千手観音立像、薬師如来立像などがあります。
以上、奈良にある古いお寺をご紹介いたしました。