後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

東京、下町生まれのお姉さまたち、

2008年12月17日 | 日記・エッセイ・コラム

 「インド刺繍・サリーの展示会」を終わって、ひかるのさんが会場のビルのオーナーの女性とお客さまと3人で話し合っています。その時の感想をひかるのさんのブログから転写します。

=====http://asiancloth.blog69.fc2.com/より転写================

オーナーの女性は80歳、お客様も70歳前後である。
 最近の世相のおかしさについての論議が 私を含めて3人で始まる。
 戦中戦後を知っているお姉様たちにとっても、今の世相は予想も出来なかったことだし、
 この消費社会にはあきれて物が言えないし、治安の悪化にもあきれ果てている様子だ。

 4,50年前の日本の田舎の生活を知っている私にとっても同じことだ。
 とんかつなどというものを食べたのも、18のときに上京したときが初めてだったし、
 ビフテキなど食べたのも 就職してからのことだ。
 田舎での生活は 家族が多かったから、盆と正月以外は お腹が空かない程度に食べていた
 毎日だったし、肉などを食べるなどたまのことだった。
 そんな生活だったが、人々の生活はもっとのんびりしていたし、暖かいかかわりや自由は
 あったような気がする。

========以下省略==================

そして現在の若者批判が続きます。

私も先週、会場に座り込んで、彼女とひかるのさんと同じような内容の会話を楽しみました。

オーナーの女性はいかにも江戸っ子という雰囲気。歯切れの良い下町の言葉で早口に話します。喋りながら渋いお茶や菓子をさりげなく出し、こまやかな気配りをします。

このような会話は老人の小生にとっては心地良い、楽しいものです。

しかし「若者批難」には困惑します。こんな時代になっても尊敬できるような若者がたくさんいるからです。ブログで知り合った西森憲司さんも「オカブさん」も戦後生まれです。Dr.Yukiのブログをかいている「ゆきさん」も戦後生まれです。ブログだけでは有りません。電車の中では若者が席を譲ってくれます。道にまよって若いカップルに聞くと実に親切に教えてくれます。

小生のヨットの係留場所は釣り禁止でない岩壁なのでルアー投げの若者がたくさん来ます。彼らは礼儀正しく、ヨットに無断で登ってきたりしません。とにかくマナーが良いのです。

こうして若者を弁護すると、「若者へ迎合している」と批判されます。しかし、200年前の江戸時代にも、1000年前の平安時代にも、善い若者も悪い若者も、現在と同様に居たのでしょう。価値観の変化の善悪を議論しても「覆水盆に返らず」でしょう。

老人があからさまな若者批判を止めれば、若者はもっと心を開いて老人の話を真剣に聞くと思います。そのような態度をとれば老人の健康にも良いと思っています。

皆様のご健康とお心の平安をお祈りいたします。 敬具、 藤山杜人

オカブさんのブログ:http://homepage2.nifty.com/fledermaus/

Dr.Yuki のブログ:http://fanblogs.jp/dryuki/

西森憲司さんのブログ:http://nishimori.blog110.fc2.com/


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