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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

これでウクライナがロシアから完全に独立した!

2018年10月14日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日の読売新聞にウクライナ正教会がプーチン大統領の支援を受けているロシア正教会の傘下から離れ、独立したというニュースが出ていました。
私は個人的にウクライナと細い糸のようなご縁があるので、そのご縁を書いてみます。

新聞によると東方正教会の筆頭格のコンスタンチノーブル総主教庁がウクライナ正教会の独立を承認したのです。
日本の正教会は日露戦争の後、ロシア正教会の傘下から離れ日本正教会として独立しました。神田のニコライ堂が日本の本部です。
それはさておき今回のウクライナ正教会の独立に対してプーチン大統領は猛反発しているそうです。ウクライナのクレミア半島のロシアによる接収以来、プーチン政権とウクライナは厳しい対立が続いていたのです。
今回のウクライナ正教会の独立はウクライナのロシアからの決別です。ウクライナは名実共に独立国家になったのです。
東方教会の信者は2億人以上です。ロシアもウクライナも人口の7割以上が正教会の信者です。
私はカトリックですが正教会に以前から親近感を持っていました。
それで2009年には何度かニコライ堂を訪れ、そこで伝教師の金田一豊さんに親切にして貰ったことがあります。
初めて礼拝式(聖体礼儀という)に出席した私の面倒をみてくれたのです。
聖体礼儀の儀式は10時に始まり約3時間で、午後1時近くに終りました。荘厳な合唱で進める儀式でその合唱の芸術性には感動します。堅苦しい儀式には厳格な決まりがあって他宗派の私には疎外感と違和感があり、儀式開始後15分位は緊張し、多少後悔もしていました。見上げると聖堂のあちこちにマリア様のイコンが沢山飾ってあります。そうだ気楽に母の居る実家に帰った心算で居ることに決めました。主教の行列や祭壇での祈祷に聖職者として参列していた金田さんが、ニコニコしながら傍に降りてきて説明してくれました。マリア様のお陰で気楽にしている私を見て安心していました。それでも祈祷の合間に、3回も来てくれました。面倒見の良い人だったのです。

1番目の写真は神田のニコライ堂です。2009年11月9日に撮った写真です。

2番目の写真は日本正教会の伝教師だった金田一豊さんです。
その後、何度かメールの交換がありました。しかしそれも途切れご無沙汰してしまいました。
それが2015年11月4日に次のようなメールを下さったのです。

正教会の金田です。
ご無沙汰しています。
お元気ですか。
数年前、ニコライ堂において伝教師(宣教師)をしていた金田です。
覚えていらっしゃいますか?
当時は、私の記事をブログのほうに載せていただいてことがあります。
思い出していただければ幸いです。

今回、久しぶりに連絡させていただきまたのは、私のことがクリスチャントゥデイという新聞に取り上げられたのでお知らせをさせて頂きたくてのことです。
現在は輔祭となり奉職しています。
下のリンクは按手の模様が記事になっています。
よかったら、見てみてください。
http://www.christiantoday.co.jp/articles/17454/20151029/deacon-yvan-kazutoyo-kaneda.htm

このクリスチャントゥデイという新聞の2015年10月29日の記事を見たら、日本正教会の伝教師だった金田一豊さんがウクライナ正教会(キエフ総主教庁)の聖職者に叙聖されたという記事でした。
輔祭は、正教会で主教、司祭に次ぐ神品(聖職者)です。
金田さんはウクライナ正教会の在日教会である「聖ユダミッション」で、初の日本人聖職者です。

3番目の写真はウクライナ正教会の輔祭の正装の金田一豊さんです。
金田一豊さんは日本ハリストス正教会の東京正教神学院で学び、聖ユダミッションでは輔祭に叙聖される前から、奉神礼で誦経したり、毎週の週報を日本語・英語・ウクライナ語の3カ国語で作ったり、日本語でカテキズムを教えるなど、中心的な役割を担ってきたのです。リディア夫人との間に娘が1人います。
このリディア夫人とその母親を私に金田さんは紹介して下さいました。お二方とも非常に美しい方だったと記憶しています。私は金田さんがウクライナ正教会の輔祭になったのはこの二人がウクライナ人だからだろうと勝手に推察しています。
それだけの話です。私のウクライナと細い糸のようなご縁とは金田一豊さんがウクライナ正教会の輔祭として活躍しているということです。

この記事をお読み下さいました
皆様にもイエス様の祝福がありますようにお祈り致します。シルベスター後藤和弘

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