後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「曾遊のリゾートホテル、上高地帝国ホテルと穂高連峰の写真」

2024年03月26日 | 写真
よく泊った上高地帝国ホテルです。家内が撮った上高地帝国ホテルの写真と残雪のある穂高連峰の写真 をお送り致します。 
 上高地帝国ホテルは1933 年(昭和8 年)わが国初の本格的高級山岳リゾートホテルとして開業しました。
 スイスの山小屋をイメージした赤い三角屋根と吹き抜けのロビーの巨大な暖炉が特徴のクラシックホテルです。
残雪のある穂高連峰が眼前に迫る眺望は上高地帝国ホテルの大きな魅力です。上高地は標高1500mで冬期は雪に覆われて通行ができなくなるので毎年4 月下旬から11 月上旬の約半年間だけ営業しています。
上高地帝国ホテルと残雪のある穂高連峰の写真をお送り致します。帝国ホテルの写真は家内が撮りました。穂高の写真は2010年7月5日午後に大正池から河童橋へ梓川沿いに歩きながら撮りました。青空の見える日でした。 


「曾遊のリゾートホテル、ウインザーホテル洞爺の思い出」

2024年03月26日 | 日記・エッセイ・コラム
2014年12月1日に泊まったウインザーホテル洞爺は感動的なホテルでした。
絨毯が厚く、その模様が落ち着いた美しい柄で感銘深い内装でした。その上ホテル内の壁紙や装飾が実に華やかです。ケバケバしくない品の良い華やかさです。
そこでその外観と内装の写真をお送りします。華麗な内装の美しさをお楽しみ下さい。「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」は、洞爺湖を一望できる高台に建っているリゾートホテルです。ロビーやレストラン、そして客室から臨む洞爺湖や内浦湾の美しさと、思わず深呼吸したくなる開放的な大パノラマが魅力です。 

そして朝食の写真です。

このホテルの華麗さのかげには経営の破たんによる有為転変があったのです。
そんな苦難の歴史があったような気配を感じさせない従業員の態度には別の意味で非常に感動しています。
http://biz-journal.jp/2014/05/post_4766_2.html  より抜粋します。
このホテルには有為転変の歴史があり、経営が破綻した北海道拓殖銀行の乱脈融資により生まれた“バブルの殿堂”としても知られる。
カブトデコムの子会社エイペックスが700億円を投じて1993年6月に開業した会員制の高級ホテル、エイペックス洞爺が前身である。
イタリア産の大理石張りのロビーなど贅を尽くした建物は、バブルならではの産物といわれた。
 しかしバブルは崩壊し、同ホテルのオープンを境にして、巨額融資した拓銀とカブトデコムの関係が悪化。
そして97年11月、バブル崩壊で多額の不良債権を抱えた拓銀が破綻、エイペックスも98年3月に自己破産を申請した。負債総額は949億円に上った。
そんな中、同ホテルに救済の手を差し伸べたのがセコムだった。
施設を改装してザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパと名前を変え、2002年6月に営業を再開した。そして2014年7月1日より明治海運グループとなったのです。
このように経営の破たんによる有為転変があったのです。
しかしウインザーホテル洞爺は感動的なホテルでした。

「曾遊のリゾートホテル、白馬東急ホテルの思い出」

2024年03月26日 | 日記・エッセイ・コラム
我が家の子供達がまだ小さかった53年くらい前のことでした。信濃大町の奥、木崎湖や青木湖のさらに奥の白馬東急ホテルに泊ったことがありました。そのホテルはスイスの山岳ホテルのような三角屋根の木造でした。
部屋は屋根裏部屋の感じのような内装で、小さな縦型の窓がついていました。バルコニーの椅子に座って眺めると、芝生に覆われた広い庭の向こうは森になっています。ヨーロッパの古いホテルの雰囲気でした。

1番目の写真は白馬東急ホテルの玄関です。写真はインターネットからお借りしました。

2番目の写真は私どもが泊まった部屋と同じような部屋の写真です。写真はインターネットからお借りしました。
ここのホテルを出て、暗い森の中を歩き、崖の道を下るとゴンドラの駅があり八方池まで登れたのです。そ八方池まで登る道からは、八方尾根の向うに広がる白馬鑓ケ岳、杓子岳、白馬岳、小蓮華岳などがパノラマのように見えたものです。それは私ども家族にとっては印象深い旅でした。

3番目の写真はゴンドラから家内が撮った白馬東急ホテルです。

4番目の写真はホテルの庭から家内が撮った客室です。客室のバルコニーで庭先の樹々を見下ろしながらビールを何度も飲んだものです。
このホテルは自然に囲まれサービスも上質なのですっかり気に入りました。
56年前から、その後数回この白馬山麓のホテルに泊まりました。
家内の両親と一緒に泊ったこともありました。家内の父は坂倉準三氏の設計した三角形の屋根の姿が大変気に入ったようでした。またフレンチのコースも美味しいと喜んでくれました。
それらの思い出が懐かしく、2013年に久しぶりに白馬駅へ直行する特急あずさに乗りました。一泊二日の小さな旅でした。
特急あずさが青木湖を過ぎ白馬駅に近づくと車窓からは残雪に輝く白馬鑓ケ岳、杓子岳、白馬岳が見えてきます。
一番高い白馬岳が右端に低く見えるのは車窓から一番遠方にあるからでしょうか。ここまで来ると白馬駅はもうすぐです。
白馬岳に登り、その日本一の大雪渓を渡るのが私の学生時代からの夢でした。白馬の大雪渓という文字を見るたびに血が湧いたものです。
東急ホテルに着いて中庭に入って見るとそこには45年前と同じように芝生が広がっています。樹木が45年間で大木になっていて部屋を暗い緑色に染めています。改築され雰囲気が少し変わっていましたが、家内と懐かしいと話し合いました。
ホテルの前からいきなり森に入り、小道を歩いて崖をくだると八方尾根へ上がるためのゴンドラの駅へ行けます。

5番目の写真は家内が撮った八方尾根に上がるゴンドラです。
このゴンドラの終点は標高が1400mと高く、その大きな展望台からは北に戸隠山や飯綱山まで見えます。空気が澄んでいれば浅間山や八ヶ岳、南アルプスの峰々や富士山まで見えるそうです。ゴンドラの駅の周辺は青草の茂るスキー場でした。
ゴンドラの終点の兎平からさらにスキー用のリフトを2つ乗りつなぎ、そこから90分登れば八方池です。健脚だった頃は何度か八方池まで登ったものです。
2013年の旅は最後の白馬東急ホテルへの旅でした。あれから11年、もう白馬山麓は遠方すぎて行けませんが、白馬東急ホテルのことは忘れられません。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)