ロシアのアルタイ山脈に咲く花と風景の写真をお送り致します。アルタイ山脈は、西シベリア、モンゴル、カザフスタンにまたがる山脈です。
写真は「アルタイ山脈に咲く花の写真」を検索して、インターネットの写真から美しい写真を選びました。
ゴルバチョフさんが91歳で旅立った。ロシア人には珍しく柔軟な人で厳しい冷戦を止めた偉大な政治家でした。日本にも度々来て日本が好きになり彼の家には大きな富士山の絵が飾ってあるそうです。今日はインターネットにいろいろな日本人による追悼文が出ています。その中から一つを選んで以下にお送りいたします。長谷川有美さんというある新聞記者の追悼文です。
・・・ 2003年3月19日、ゴルバチョフさんは愛知県東郷町のパチンコ店を訪問した。国際平和推進や地球環境問題への取り組みを目的に設立された「ゴルバチョフ財団」の総裁として、同店の社会貢献を顕彰するためだった。
当時は米国の対イラク戦争直前。超大物のコメントを求めて全国からマスコミが殺到した。ゴルバチョフさんは休業日の店内でパチスロやパチンコを体験し「負けちゃいました」と笑顔だったが、当然、会見では国際情勢を巡る見解のみに注目が集まった。
とはいえイベントの趣旨から離れるため、主催者側は質問内容の制限を示唆した。これに対してゴルバチョフさんは「厳しいルールがあるの?」と司会者をやんわりいさめ、その後は自ら政治問題に切り込んだ。
まずは当時の状況を「非常に良くない」と断言。「先制攻撃をするなら国連や安保理、世論やパートナーを無視する前例を作る。危険なゲームだ」と米国を批判した。また米ソ冷戦時代を振り返り、「ソ連という外敵がいない今、どこかの国を敵にしなくてはいけない」とも分析した。
郊外パチンコ店の、のどかなイベントにもかかわらず、ゴルバチョフさんの発言はどんどんヒートアップ。「すべてのシステムが崩れ始めて『カオスの世界』になりつつある。冷戦後は対立がなくなりつつあったのに、大事なチャンスを逃した」「米国は世界全部が自分の領地になるよう願っている。それは幻覚だ」などとジェスチャーを交えて熱弁し、「われわれは平和に向け、前に進まなければならない」と力強く語っていたのが印象的だった。
ゴルバチョフさんは、今の世界情勢をどう分析していたのだろう。(長谷川有美)=写真はAP・・・
写真は愛知県東郷町のパチンコ店を訪れた時のゴルバチョフさんです。ゴルバチョフさんは国際的には冷戦構造を解き世界に平和をもたらせたと賞賛されています。しかしロシア国内では偉大なソ連を崩壊させた人物として悪い評価です。
今日はゴルバチョフさんのご冥福を深くお祈り申し上げます。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
===ゴルバチョフさんは何をしたか?=============
・・・ゴルバチョフは信仰の自由を認める姿勢を打ち出し、1988年4月29日にロシア正教会の総司教ピメンら6人の指導者と会談した。ソ連政府の最高指導者が教会指導者と会談したのは1943年以来のことで、ゴルバチョフは会談で、ソ連が過去に教会と信者に過ちをおかしたことを認めた[9]。・・・
・・・1986年7月、ゴルバチョフはウラジオストク演説でアフガニスタンからの撤退と中ソ関係改善を表明した。10月にはアイスランドのレイキャビクにおいて米ソ首脳会談が行われた。アメリカの大統領ロナルド・レーガンが掲げていた戦略防衛構想(SDI)が障壁となって署名はなされなかったが、戦略核兵力の5割削減、中距離核戦力(Intermediate-range Nuclear Forces、INF)の全廃について基本的な合意は成立していた。このことが、1987年12月に成立する中距離核戦力全廃条約(INF全廃条約)に繋がっていく。・・・
・・・詳しくは、ミハイル・ゴルバチョフ - Wikipedia をご覧下さい。