まだ60歳台、70歳台は元気だったので青森ねぶたを見にいたり打ち上げ花火を見るために隅田川や河口湖や熱海まで行きました。そして遠方の富山市八尾町の「風の盆」は泊まりがけで何度か見に行きました。
それらの光景は現在でも追憶の中で鮮明に浮かんで来ます。
ねぶた、打ち上げ花火、盆踊りなどはまさしく追憶の夏の風物詩です。
今日はこれらの夏の風物詩をご紹介したいと思います。
まず今年、2022年の開催日をご紹介します。
「青森のねぶた」、8月2日から7日まで開催 (https://www.nebuta.jp/ )
「熱海の打ち上げ花火」、夏 7/29(金)・8/5(金)・8/8(月)・8/18(木)・8/21(日)・8/26(金) の20:20時~20:45 時に打ち上げ。(https://www.ataminews.gr.jp/event/8/ )
隅田川花火大会は2022年は中止です。
「富山市八尾町の風の盆」、2022年9月1日(木)~3日(土) (https://da-inn.com/kazenobon-14222/ )
さてこの欄では以前の「青森のねぶた」と各地の「花火大会」の写真を掲載します。
1番目の写真は巨大な青森のねぶたです。ねぶたがゆらゆら揺れながら通りをやって来ます。前後に威勢の良い「跳人」が鈴を鳴らしながらラッセラーと激しく踊っています。以前に青森まで行って見ました。実際に見るとねぶたの大きさに圧倒されます。ゆらゆら動く不思議な雰囲気で夢を見てるような気分でした。こんな不思議なものは見たこともありません。

2番目の写真は熱海の花火大会です。山に囲まれ花火が海に写って美しい光景になります。打ち上げ花火は隅田川と河口湖と熱海まで行って見ました。近くで見ると花火に包まれるようで感動するのです。
次にご紹介する盆踊りは「おわら風の盆」です。10年ほど前に何度か見に行きましたが、その美しさと深い宗教性に感動しました。
盆踊りは、ご先祖や亡くなられた方の霊を迎え入れて供養する行事です。佛教の教えが結びつき現在まで伝わってきた日本の伝統行事です。
5枚の写真の出典は「富山市の観光ホームページ」(http://visit-toyama.com/jp/entry.php?nid=20001 )からです。
この富山県富山市八尾町の「風の盆」は非常に静かで優雅なのです。哀調さえ感じさせます。
帰ってきた先祖の霊魂を慰めようとする踊り手の気持ちが心に伝わります。
「おわら風の盆」の踊りの所作はあくまでも上品です。ゆっくりした音曲が八尾の町並を流れます。胡弓は寂しげな音色でかなでます。
女の踊り手は笠を深くかぶり決して顔を見せないのです。皆、細身の姿勢が揃っていて、その姿が楚々として美しいのです。
一方、男衆の踊りはあくまでもキビキビとしていさぎよいのです。
町の家々は軒の低い昔風の造りで、人々は明かりを消して家の奥へ引きこんでいます。観光客だけが踊りの列を囲んでいますが、誰も声を上げないので町中が静かです。
嗚呼、盆踊りとは元来、仏教の行事だっだと理解しながら楽しい時間を過ごしました。
車の駐車場は町の下の川沿いにあります。観光客はその駐車場から高台にある八尾の町へ歩いて登って行きます。夏の夕風にゆれる提灯の列の下をゆっくりと登るのです。風の盆を以前に見た人々が混じっているのでしょうか、人々の歩き方も優雅になっています。帰りにこの坂を下る人々は一層静かに歩いていました。
おわら風の盆の起源は、江戸時代の元禄期にさかのぼると伝えられています。
「風の盆」の名称の由来については、風鎮祭からともお盆行事からともいわれています、はっきりとしたことはわからないそうです。
日本各地には数多くの盆踊りがありますが、今日は最も優雅なことで有名な富山県の「おわら風の盆」を詳しくご紹介しました。
尚、風の盆の動画は、https://www.youtube.com/watch?v=TfjZmZeW6cY にあります。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)