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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「野生のルピナスの花と美しいスウェーデンの地方の夏風景」

2021年08月20日 | 写真
1974の夏から秋にストックホルムの大学で講義をしました。暇の折は郊外の原野を散歩しました。
一面にルピナスが咲いていたことを懐かしく思い出しています。
そんな風景の写真をお送り致します。

写真の出典は、https://jp.123rf.com/photo_29463543_%E9%87%8E%E7%94%9F%E3%81%AE%E3%83%AB%E3%83%94%E3%83%8A%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%8A%B1%E3%81%A8%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%84%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%87%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%9C%B0%E6%96%B9%E3%81%AE%E5%A4%8F%E9%A2%A8%E6%99%AF.html です。











「タリバン政権と日本の関係はどうなる?」

2021年08月20日 | 日記・エッセイ・コラム
アフガニスタンのタリバンが再び実権を握ることになります。新しいタリバン政権の確立にはまだ 混乱が続いているので時間がかっております。しかし新しいアフガニスタンはタリバン政権が統治するでしょう。
そうすればタリバン政権と日本の関係はどうなるでしょうか?
今日はこの問題を考えてみたいと思います。それには次の3つを考える必要があります。
(1)現在のアフガニスタンの混乱とタリバン政権の樹立
(2)民主主義ではないイスラム教の国と日本の関係
(3)日米安保条約とアフガニスタンとの関係

それではこの順で考えてみます。
(1)現在のアフガニスタンの混乱とタリバン政権の樹立
現在の混乱は以下の記事にあります。
「タリバン 統治反対の市民デモに外出禁止令や発砲で統制強める」
2021年8月20日 4時38分 、https://newspicks.com/news/6115318
アフガニスタンで武装勢力 タリバンが権力を掌握する中、タリバンの統治に反対する市民のデモが東部の州などで相次いでいます。これに対し、タリバンは、一部の州都で外出の禁止を命じるなどデモの広がりを押さえ込もうと統制を強める動きをみせています。
18日、市民のデモにタリバンが発砲して死傷者が出たと伝えられた東部のジャララバードでは、19日も500人ほどが集まり、市の中心部をデモ行進しました。・・・

1番目の写真はタリバン 統治反対の市民デモです。
19日は、アフガニスタンが100年余り前にイギリスから外交権を回復した「独立記念日」にあたり、デモの参加者はアフガニスタンの国旗を掲げ「政権が代わったとしても国旗は決して変わらない。たとえ首を切られても、タリバンの旗は受け入れられない」と訴え、タリバンの統治に反対していました。
また、ロイター通信は、東部のアサダバードでも市民のデモが起き、タリバンの戦闘員が発砲するなどして複数の死者が出たと伝えています。・・・以下省略

上記で注目すべきはタリバン兵が銃を実射してデモを攻撃していることです。この状況ではやがてデモは鎮圧されます。
そうするとタリバン幹部が陸続と外国から帰って来てやがてタリバン政権が樹立されます。

(2)民主主義ではないイスラム教の国と日本の関係
タリバン政権下のアフガニスタンは民主主義ではないイスラム教の国になります。その国と日本の関係は今までのイスラム教の国、例えばイランと日本の関係を見ればある程度予想が出来ます。
さて以前はアメリカやフランスでイスラム過激派の残忍なテロが数多く起きました。しかし日本では一回も起きていません。日本はイスラム過激派とは平和を守ってきたのです。
その本質的で決定的な理由は中東のイスラム諸国は実は親日国であることです。イスラム教の諸国はキリスト教の国々を敵と思っています。
日本は日露戦争や太平洋戦争でキリスト教国のロシアやアメリカと戦ったのです。こんな背景があるのでエジプト、トルコ、イラン、サウジアラビア、ヨルダン、パキスタンなどの国々は驚くほど親日国なのです。
このような事情は宮田 律著の「イスラムの人は何故日本人を尊敬するのか?」という本に詳しく書いてあります。
(http://homepage3.nifty.com/morrio/back1/islam/miyataislam.html)

タリバン政権下のアフガニスタンは民主主義ではないイスラム教のイランのような国になります。そしてイランよりももっとイスラム原理主義の強い国になるでしょう。しかしイスラム教の国は本質的に日本に攻撃的ではないのです。
(3)日米安保条約とアフガニスタンとの関係
日本はアメリカと日米安保条約がありまし。従ってアフガニスタンとの関係は複雑になります。
しかし日本がアメリカの味方としてタリバン政権のアフガニスタンに対して攻撃的な政策をとることは禁物です。日本が新しいアフガニスタンへ攻撃的でない限りかなり友好的に付き合えるででしょう。日本の賢明な外交政策が重要になってきます。

日本人がもっとイスラム教の国々と交流を深めるように祈っています。それが世界の平和共存に大きな貢献をすると信じています。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

今日の挿し絵代わりの写真は3つのイランの世界文化遺産の写真です。イランには16件の世界文化遺産があります。
2番目の写真はペルセポリスの遺跡です。ダレイオス1世が建設に着手したのは紀元前520年と言われています。
3番目の写真はイランのエスファハーンにあるイマーム広場です。
4番目の写真はタブリーズの歴史的バザール施設 です。

上の3枚の写真の出典は、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3です。