後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

スペインにあるキリスト教の巡礼の道

2014年01月05日 | 日記・エッセイ・コラム

今朝は府中市にある警視庁運転免許試験場で、3年ごとの免許の更新をして来ましたので、日曜日のミサには出ませんでした。今年初めての営業日でしたので驚くほどの人数の人が四列に並び、その長さが40mくらいありました。これでは4時間はかかると思いましたが、意外に2時間半で新しい免許証を頂けました。

高齢者の予備講習会と実技試験を町の講習所で受けていたことと無事故・無違反のゴールド免許だったので手続きが短時間ですんだのです。

それはそれとして、今日は日曜日なのでキリスト教のことを少し書きたいと思います。

それはスペインにある巡礼の道です。世界遺産になっている巡礼の道です。

とても古い巡礼の道で、951年から1000年以上も毎年何万人もの信者が歩いてきた道です。

道筋はフランス各地からピレネー山脈を越え、スペインをひたすら西へと800Km程も続いています。そしてその終点はサンテアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂です。

そこに12使徒のヤコブの遺骸があると信じられているのです。

信者たちはイエス様と同行二人で1ケ月以上かけて、800Kmを歩き続けるのです。下のにその地図を示します。

Locmap_of_wh_route_of_santiago_de_c

そしてその道の風景写真を下にしめします。

Pilgrims1

上の写真の左の道端には疲れた巡礼者が一休みしています。

Puentearga1

上はブエンテ・ラ・レイナの橋です。そして下が終点のサンテアゴ・デ・コンポステーラの大聖堂です。

Spain_santiago_de_compostela__cathe

宗教は違いますが、日本にも同じように熊野古道や四国のお遍路道があります。

その和歌山県の熊野古道とスペイン・ガルシア州のサンテアゴ・デ・コンポステーへの巡礼道は姉妹道協定が出来ています。

現代の巡礼の旅はバスを使ったり、自転車で走る人もいます。

しかしどんな場合でも自分の罪の深さを想い、イエス様に祈り、神へ祈りながら旅を続けるのです。

そして終点では巡礼をしたという証明書を貰えるのです。しかし証明書を貰える条件は徒歩で100Km以上歩いたこと、あるいは自転車で200Km以上走ったことが必要になります。

その証明書があるとコンポステーラからの飛行機や列車の料金が割引になるのです。毎年数万人の人がこの証明書を受け取るそうです。(詳しくは末尾の参考資料をご覧下さい)

私はこのような巡礼の旅に憧れています。四国の遍路の旅にも憧れています。

苦しい道行でしょうが想像しただけでこの身が少しだけでも清くなるような気分になります。この拙い小文をお読み頂いた皆様も身が清くなったと信じています。

お読み頂きまして有難う御座いました。

======参考資料================

現在のサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路 -

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%82%B4%E3%83%BB%E3%83%87%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%81%AE%E5%B7%A1%E7%A4%BC%E8%B7%AF

からの抜粋を下に示します。

現在、サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼者は毎年数万人に上る。

その多くは徒歩で、自転車を使う人もいる。少数ながら中世のように馬やロバを使う人もいる。

信仰のためだけでなく、観光やスポーツ、単なる目標達成のために歩く人もいる。

車や鉄道、バスで移動することもできるが、巡礼路は線路や国道に沿っていない道も多い。

また、サンティアゴ・デ・コンポステーラで証明書がもらえる人は、徒歩で100km以上、自転車で200km以上という条件がある。なお、巡礼証明書(コンポステラーノ)もしくは、巡礼手帳を持っていればサンティアゴ・デ・コンポステーラからの帰りの飛行機及び鉄道料金が割引となる。

ホタテガイは、巡礼のシンボルとなっている。巡礼者は巡礼の証としてホタテガイをぶら下げて歩く。また、水筒代わりのひょうたんを持つ。

巡礼者はさまざまな道をたどるが、人気があるのは「フランスの道」である。出発地としては、フランス側のサン=ジャン=ピエ=ド=ポルとスペイン側のロンセスバージェスを選ぶ人が多い。

伝統的なフランスの町(ル・ピュイ、アルル、トゥールなど)から出発する人や、さらに遠くからフランス内の道を目指す人、中世にならって自分の玄関から出発する人もいる。

ピレネー山脈からすべて歩くと780~900kmの距離で、1日平均30km(早めの人)歩くと約1か月かかる。

巡礼手帳を持って行くといろいろな支援が得られる。巡礼手帳は救護施設や観光案内所、教区教会で入手でき、3ユーロ程度。

スペインと南フランスには、巡礼者に一夜の宿を与える救護施設(albergueまたはrefugio)が点在し、巡礼手帳(credencial)を持つ人は誰でも泊めてくれる。

宿の設備はユースホステルのようなもので、3ユーロから7ユーロ、または寄付のみで泊まれる。たいていは1泊に限られる。救護施設に泊まると、巡礼手帳(有料)に公式のスタンプ(無料)が押され、集めたスタンプが巡礼の証明となる。サンティアゴ・デ・コンポステーラに到着すると、「コンポステーラ」と呼ばれる証明書(無料)がもらえる。中世のカトリック教会では「コンポステーラ」は贖宥状の一種であった。大聖堂では毎日正午に巡礼者のためのミサが開かれ、巡礼者の祖国と出発地が唱えられる

======以下省略===================


年年歳歳、冬の雑木林や梅林の風景は変わらねど、人同じからず

2014年01月05日 | 日記・エッセイ・コラム

お正月は年賀状を見ながらいろいろと昔のことを思い出しています。

それで気がついたのですが、毎年、少しずつ静かに旅立っていく恩人、知人がいます。祖父母や両親、叔父、叔母も居なくなってしまいました。もう随分と前に旅立ってしまいました。

そのうち自分も旅立ちます。

年賀状を見ながら随分と多くの人にお世話になったと思い返しています。その一人、一人へ感謝しています。

それにしても丁度5年前のブログの記事はどうなっていたでしょうか。

そこで5年前の1月の記事を見なおしてみました。

そこには冬の雑木林や梅林の風景写真が沢山掲載してあります。

その写真を見ると、現在の風景と寸分も変わっていないのです。しかし私は老いました。数日で満78歳になります。5年前は体力もありましたが、73歳で前立腺ガンの切除手術を受けました。75歳で25年間続けて乗っていたヨットを若い人へ譲り渡しました。

そして恩人、知人が居なくなってしまったのです。

何故か魂が自由に碧い虚空を軽やかに飛び回っているような気分です。

そこで改めて冬の雑木林や梅林の風景を見ると、その魅力が一層強く身にせまって来ます。

読者のご高齢は方々も同じような感慨をお持ちになると思いますので、下に5年前に撮った冬の雑木林と梅林の風景写真をお送り致します。

年年歳歳、冬の雑木林や梅林の風景は変わらねど、人同じからずです。

それはそれとして、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

府中市から多摩川を渡って、南側へ行くと、そこはまだ東京都の範囲で稲城市があります。稲城市は梨の産地で昔の多摩川流域の砂地で甘い梨が出来ます。

稲城市の市役所の裏側(南側)には数キロの及ぶ崖が連なり、夏には雑木林が青々と繁っています。冬になると、すっかり葉を落とし梢のシルエットが素晴らしい造形美を見せてくれます。1962年から52年間見ていますが、この冬の崖上の雑木林の姿は変わりません。

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2009年1月に撮った写真です。

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下は2008年2月8日に府中市の郷土の森博物館公園で撮りました。この梅林は剪定の仕方を変えませんので歳歳年年同じ風景で花を咲かせています。

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