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後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

はやいもので今年も半分すぎました・・・庭に花々の咲く夏です

2013年07月06日 | インポート

季節は足ばやに過ぎ去って行きます。もう7月になり次第に蒸し暑くなってまいりました。もう夏ですね。庭にもいろいろな花がさいています。平凡な花々ですが写真をお楽しみ頂ければ嬉しく存じます。

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上はメドウセージです。

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上はガクアジサイです。

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上はアガパンサスです。

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上と下はアサガオです。

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この他にテイカカズラ、ノウゼンカズラ、クチナシ、ミヨウヤナギ、ムクゲなどが咲いています。狭い庭に家内が何でも植えるので種類が多いのです。私が不注意に時々切ってしまい失敗します。


エジプトの軍事クーデターと東京電力の原発再稼働申請に想う

2013年07月06日 | 日記・エッセイ・コラム

エジプトで独裁的だったイスラム主義のモルシ前大統領が、軍部のクーデターで逮捕されました。そして暫定大統領として最高裁判所長のマンスール氏が着任しました。

エジプトでは、イスラム主義者で独裁的なモルシ政権の政治に反対する人々が多くなり、全土で大規模なデモが続きました。

そしてその騒動は次第に激しくなり国内戦争に発展する情勢でした。

エジプトが不安定になれば中東全体がまた内戦になる可能性があるので、アメリカはエジプトのモルシ大統領が自ら辞めるのを内心望んでいたようです。

その希望を察知してエジプト軍がクーデターを起こしたようです。

エジプト軍はアメリカから毎年多額の援助を受けていたのです。エジプト軍がその援助を停止されるのを恐れ、アメリカの内心希望していたように、モルシ前大統領を逮捕したというのが陰の筋書きだったようです。

アメリカは軍事クーデターは民主主義に反すると形式的に非難しましたが、内心では安心した様子です。非難声明は出しましたが、何もしない方針のようです。

下の写真はこの大統領の交代を発表する軍隊の幹部の写真です。

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軍人が大統領の交代を発表している写真を見て私は暗い気持ちになりました。

長い間イギリスの植民地だったエジプトは独立後はイギリスやアメリカ流の民主国家になった筈でした。

しかし民主主義国家として、重要な軍隊のシビリアン・コントロールが無かったのです。民主主義が未熟だったのです。やはりイスラム教の国では英米流の民主主義は無理なのでしょうか。

それに較べて日本は立派な民主国家だと内心自慢していました。自衛隊がクーデターを起こす懸念がないのです。

幸せな気分でいたらところが、昨日、東京電力が新潟県知事の反対を無視して柏崎原発の再稼働審査の申請書を発表したのです。

原子力規制員会の審査に6、7ケ月かかるから、その間に新潟県知事を説得しようと考えていたと東電の社長が説明していました。下に7つも原発があって総発電量が820万Kwと世界最大級の柏崎原子力発電所の写真を示します。

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今度の参議院の選挙では自民党が大勝する趨勢です。選挙前は自民党は原発再稼働には発言を控え選挙民に迎合したような態度をとっています。

しかし参議院選挙で大勝すれば、国民の多くの意見を無視して安倍首相は新潟県知事の切り崩し作業を進めます。

新潟県知事は泉田裕彦さんですが、もともとは経済産業省の出世コースに乗った高級官僚だった人です。中央省庁の高級官僚は総理大臣には弱い存在です。

新潟県知事が切り崩されて、いずれは再稼働を容認する可能性が非常に大きいのです。東京電力の幹部はその筋書きを読んで、期待しているようです。

この様子を見て私の気持ちがまた暗くなります。日本は一見民主国家のように見えますが地方の人々は何時も切り捨てられるのです。全ての権力が国会議員と中央省庁の官僚に握られているのです。

アメリカ流の成熟した民主国家ではないのです。

暗い気持ちになるのは当然ではないでしょうか?

大阪で維新の会の橋下代表が地方へ権力を移せと叫ぶのはもっともなことです。しかしその彼も慰安婦問題発言で政治家としての限界を見せつけたので私の心は暗くなる一方です。

どうも世の中は思うようにならないものですね。

それはさておき、

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)