後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

中古クルーザーの買い方(7)

2007年12月09日 | うんちく・小ネタ

    @別世界の人々との距離感!

葉山マリーナは年間陸置き料金が26Feetで123万円と聞くと別世界のような気がします。

中古ヨットを買う場合には「何故こんな趣味を始めるのか?」という問いに対して自分の理由や動機をよく考えた上で買うことが重要です。一旦買ってから嫌になって売ろうとしても中古の車と違って簡単に売ることも処分することも出来ません。

         @デインギーを練習してから中古クルーザーを買おう!

Photo_4 デインギーとはこの写真に示したような小型ヨットです。よく国体のヨットレースなどで用いられるのはこのような小型ヨットです。簡単に言えば公園の池にある手漕ぎのボートにマスト、カジ、センターボードを取り付けたような構造です。マストの前にジブセール、マストの後ろにメインセールを上げます。この小型ヨットの練習は色々なところでできますが、お薦めは小田急ヨットクラブ主催のヨットスクールです。江ノ島にあります。1日約14000円くらいで2日から10日間の4種の訓練コースがあります(http://odakyu-yc.com)(電話:0466-50-7577)。

ヨットの面白さはデンギースクールへ10日通えば分かります。でも面白くなければその時点で止めましょう。たかが趣味でそれ以上の犠牲を払う必要は有りません。

      @自然に別世界へ入ってゆきますPhoto_5

Photo_7 デインギースクールへ10日通えば26Feetのクルザーなら何とか出来るようになります。クルーザー専門の「舵」という雑誌も買います。別世界が自然と自分の趣味の世界になります。はじめの写真はあるマリーナの風景です。次の写真はかつては英国のチャーチル首相も乗ったという大型ヨット、シナーラ号です。

現在は中止になりましたが以前は専属の若者が4、5人で帆を上げ、一般の人々が9000円払うと3時間のセイリングへ参加出来ました。デンギーの操船とまったく同じ感覚で蛇輪が回せたのには吃驚しました。風上に45度の方角へ走るクローズホールドは小さいデインギーと同じ感覚で走れます。中古のヨットを買う場合はまずデンギーのヨットスクールへ10日間通って面白いと確信する必要があります。確信出来なかったらそこでこの趣味は止めるべきでしょう。


中古クルーザーヨットの買い方(6)

2007年12月09日 | うんちく・小ネタ

     @クルーザーの年間係留料金

長さ26Feetでキャビン付き中古クルーザーは約100万円で買える話をしました。しかし問題はその係留場所と年間係留料金であります。大雑把に言えば三浦半島西側は年間100万円、東京湾沿岸は60万円から80万円、霞が浦、諏訪湖などの湖は30万円程度ですが県営の係留場所は年間数万円のところもありす。小生は20年前にヤマハ19の中古を琵琶湖で買い、陸送し霞が浦の「つくば水郷汽船マリーナ」へ運びましたが年間係留料金は26万円でした。現在でも26Feetで30万円前後と聞いています。その後すぐ茨城県庁所管の係留場所へ移動し係留料金は格安で負担に思ったことはありませんでした。運が良かったのでしょう。しかし運だけでなく土浦で会った人々に熱心に話しかけ色々なローカル情報を集める努力をしたためとも思います。

       @お薦めは年間48万円の江ノ島ヨットハーバー

Photo_2 Photo_3

三浦半島西岸には油壺のシーボニア、笠島マリーナ、葉山マリーナ、逗子マリーナなど素晴らしいマリーナがあります。年間置き料金が26Feet長ヨットでいずれも大まかに言って100万円程度、その他に50万円くらいの入会金と200万円位の保証金を払います。初年度のはじめに300万以上も必要です。ところが神奈川県営の江ノ島ヨットハーバーでは神奈川県民なら26Feetのクルーザーの陸置き年間料金は479,840円で入会金も保証金も一切無しです。県外者は10万円高くなるだけです。広い敷地と施設の良さは建設時に国家予算が投入されたものと想像出来ます。ここに示す写真は江ノ島ヨットハーバーの係留風景と陸置き風景です。浮き桟橋に係留すると陸置きより年間20万円ほど高くなります。

          @格安の係留料は霞が浦、諏訪湖、河口湖などの湖

諏訪湖の東南岸には広いヨットハーバーがあります。実際に現地に行き料金など詳しい情報を確かめるのが良いと思います。長野県の県庁が管理している場合には安い係留料になるでしょう。少し遠方になりますが猪苗代湖にも福島県のマリーナがあって小生の友人が長年陸置きをしていました。しかし湖については現地へ行って土地の人々に色々聞き回り、その上で県庁の土木事務所を訪問するのが良いと思います。努力すれば年間数万円の係留場所を合法的に確保するのも不可能ではありません。