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台風19号は鹿児島県枕崎市付近へ上陸 その後、四国から近畿に再上陸の恐れ!

2014-10-13 12:23:39 | 日記
①10月13日9時の天気図 気象庁HPより引用


②10月13日9時の日本付近雲画像図(水蒸気画像で拡大版)気象庁HPより引用・加工


③10月13日9時の全国レーダーエコー合成図 気象庁HPより引用・加工


台風19号ですが、13日8時前に、鹿児島県枕崎市付近へ上陸、その後、九州南部を縦断しています。

台風19号は、その後、四国や紀伊半島付近へかなり接近、あるいは再上陸後、近畿地方から中部地方を縦断する予想です。

引用図②より、水蒸気画像上で、台風の北西側の日本海〜朝鮮半島にかけて、帯状に白くぼやけた画像域(上空3000m付近の上昇流域)があり、その中国大陸東北部から東シナ海部には、U字型に、暗域(上空3000m付近の下降流域
が広がっております。

これは、大陸から、偏西風帯の谷が台風へ接近して来ている様子を示すもので、今後、この台風19号、偏西風帯に乗って、北東方向へ速度を速めながら進むとみてよさそうです。

次に、引用図①②③より、台風周辺には

A・・・・・台風本体の雨雲

B・・・・・前線と台風の外縁部を流れてきた暖湿流に伴う雲

C・・・・・大陸からの上空3000m付近の上昇流接近に伴い発生した雨雲
以上3種類に分類できますが、

Aがかかる地域が言うまでもなく、今後、台風から比較的離れていても、Bがかかる地域では、強い雨や、竜巻や突風などの激しい気象現象をもたらしますから油断なりません!事実、13日7時前に、広島県南東部地域で、前記Bに伴う突風が発生、や山陽新幹線の沿線が一時強風の運行規制値超えたため、一時、30分ほど、列車の運行がストップしています。

さらに、今後、前記Cと、台風が持ち込む上空3000m付近の暖湿流とが合体することで、山陰や近畿北部、北陸地方など、雨量がかなり多くなる恐れもあります!!

最後に、風ですが、台風がこれから速度を上げて通過します。このため、台風の進路に当たる地域では、風が急激に強まりますし、引用図②より、水蒸気画像上の暗域が台風の北〜北西側を覆ってきています。

このため、台風の進行方向左右両方と、台風が通過後も広範囲で相当な強風に見舞われそうですし、山越えの颪風も強まりやすい気象条件となります。

山梨県内では、これから明日14日朝方にかけて、台風周辺の暖湿流や前線に伴う雨雲Bと台風本体Aの影響で、13日夕方から雨脚が非常に強まりますので、土砂災害や低地の浸水、落雷や竜巻などの突風には十分な警戒が必要です。さらに、台風通過直前にかけて、高地を中心に南から南東風が相当強まり、台風通過直後からは、北西から西寄り風が県内全般的にかけて、相当強まりますからご用心ください!!




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