最後の日

　さてさて会社はこれで最後となった。この風景も見納めである。明日は荷物を送り出して東京へ、今夜はこの町最後の夜となる。できるだけ荷物を整理して最後の洗濯をしてから一人酒かな。

　わずか三年前だがこのアイランドに赴任してきた頃と比べると会社の雰囲気も競争状況もサービスに対する考え方も隔世の感がある。

　この三年間に結婚・出産した社員も多い。

　次の写真は昨夜の送別会で頂いた花束。

　

　そして昨年この地のテレビ局の番組に出演した時に頂いた提灯。これは置いていこう。きっと歴代の提灯が倉庫にあるだろう。この提灯も殿堂入りである。

　これでこの町とお別れというのがなんとなく実感できないでいる。毎日顔を合わせていた人達ともう会えないということがなんとなく実感できないでいる。