法然寺

　ここは元松平の領地、藩祖松平頼重公は水戸光圀の兄なので高松市はいまだに水戸市と親善都市である。その藩祖が法然上人のお寺を再興して菩提寺としたのが法然寺である。明治になるまで安定していた藩なのでさすがに大きなお寺だ。

　

　お墓までは結構きつい階段が続く。この暑さの中ではいい加減引き返したくなる程だったが折角来たんだからと無理して登った。８月１６日には万灯会というのがあるらしいがなんだか分からない。そういえば途中のお堂の天井一面にカンテラみたいなのが沢山ぶら下がって灯りが点いてたが、あれと関係あるんだろうか。

　今このお寺の課題は頼重公以来の宿願である五重塔の建立である。

　

　なにしろ２０１１年までに完成させたいのだが全て寄付金で賄わなくてはならない。相輪という最上部の部品は１０００万円だ。基礎の石から瓦まで全部寄付金額が決まってる。こりゃ大変だ。