焼酎のオンザロック

ただの好み。

2008年01月10日 12時23分26秒 | お遍路日記
 写真では小さくてわかり難いが、地元経済人のサークル新年会で会員が能を舞っているところである。本当は能は「舞う」のではなく「打つ」というらしい。舞台で足を踏み鳴らすところからきてるそうな。

 たまたま同じテーブルだったので珍しい話を聞かせてもらった。

 能は元々お寺のコマーシャル用の出し物だったというのだ。お寺に寄進すると良いことがあるぞ、ということを当時文盲が多かった庶民に訴えることが主眼だったらしい。江戸時代以前の話である。

 江戸時代以降、皇室の雅楽に対抗して幕府お抱えの楽団?になり権威が高まったという。能も狂言も猿楽も根は同じでそれぞれ協会や家元がいるが緩い同盟関係にあるらしい。

 会員の祖先は江戸に行くのがいやで京都に残ったため主流から外れ、彼自身はタバコが止められないのでプロを諦め素人能演者になったということである。

 いろんな人がいるもんじゃ。




 
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 消えるサービス | トップ | 計測器 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (通行人)
2008-01-10 13:07:53
信長が本能寺で明智光秀に包囲されたときに、「人間五十年化転のうちに うんぬん」とひらひらと舞っているのは? あれが能なんですか?
返信する
Unknown (Y)
2008-01-10 19:45:18
 あれは能の演目「敦盛」で信長は自分で謡って舞ってるから謡(うたい)といった方がいいのかな。
返信する

コメントを投稿

お遍路日記」カテゴリの最新記事