令和4年8月21日(日9
十六豇豆 : 豇 豆、ささげ
マメ科の一年草、アフリカ原産 草丈2~4m
若い莢の先端がやや持ち上がり、物を捧げ持つ形に似る
ことから付けられた名前という。
豇豆は蔓性と矮性(わいせい)が在る等品種は大変多い。
熟した豆は煮豆や餡にする他、皮が裂けにくいために、
慶事の赤飯に炊き込む。
十六豇豆の花、
十六豇豆(じゅうろくささげ)は、「捧げる」の意味で
莢がはじめ上を向いて伸びるのでこの名が在る。
細く長い莢を結ぶ豆で、葉も実も小豆に似て小豆よりも
やや大きい。
莢の最も長い品種を十六豇豆、十八豇豆、長豆等という。
柔らかな若い莢ごと煮つけて食べる。
また、熟した白、黒、茶、赤福色など様々な豆は干して
食用として煮豆や菓子の原料にしたりする。
莢の中に豆が16個あるので十六豇豆と名付けられた。
日本では既に江戸時代に栽培されたとの記述もあるが、
明治23年(1890年)に沖縄で栽培され、沖縄では
馴染のある豆である。
日本で広栽培され始めたのは大正時代で中部地方に広く
栽培される。昭和20年代(戦後)本格的に栽培が始ま
り、愛知県、岐阜県等が主な生産地である。
他には奈良県、鹿児島県と、それに沖縄などがある。
我が家では、以前から(母の時代)十六豇豆はよく食
する。 盆の膳に必ず出ていた。
今も、和え物、里芋とささげの煮物、卵とじ、三食丼、
炒め物、ハン食べて等の添え物にしてよく食べて居る。
(オフクロの味の一つである。)
今日の1句
芋と煮る十六豇豆母の味 ヤギ爺