令和4年8月26日(金)
赤のまんま : 犬 蓼(いぬたで)
タデ科イヌタデ属の一年草、道端の何処にでも在る雑草。
草丈20~50cm、葉は楕円形で互生し長さ3~6cm
程の広祓針形。
夏から秋にかけ茎先に長さ5cm程の穂状花序(柄のない
花が花茎に均等につく)を出し、紅色の小花を沢山つける。
花弁はなく、花弁のように見えるのは萼である。
額は5つつに深く裂けて花びらのように見える。
雄蕊は8本、花柱(雌蕊)は3本である。
和名の「ヤナギタデ」は葉に辛味がなく、役に立たないと
いう意味。
一昔前、女児等が「ままごと遊び」をし、赤い小さな花や
果実を採り、赤飯に見たてて「赤まんま」と呼んだ。
イヌタデは「食べられない」という意味相があり、実際に
料理に使われるのは「ヤナギタデ」(別称ホンタテ、マタ
テ)がである。
雑草が目立つ、公園の所々に赤い稲穂のような草がある。
これが「赤まんま」(イヌタデ)である。
空き地(荒れ地)等にもこれらがあるが、誰も見向きは
しない。今時の子供たちには「ままごと」等はしないの
だろうか、、、。
そうでもない。 内の孫達は、人形や台所セットの様な
おもちゃが在り、それで遊んで居るようである。
昔は(いうと、子供等に叱られそうだが)遊びは自然に
ある物を使い、色んな事を覚えていったが、、、、。
(今は、そんな時代じゃない、危険、感染が怖い等と)
今日の1句
赤まんま子のままごとのなせる儘 ヤギ爺