令和4年8月20日(土)
葉鶏頭 : 雁来花、かまつか、
熱帯アジア原産のヒユ科の一年生観葉植物。
根はゴボウ状の直根、草丈80~150cある。
長楕円形の葉が互生する。
変色前の葉鶏頭、
初秋になると葉先の緑の頭部から紅、黄、斑入り等の
色が付き初め、雁の訪れる頃にいよいよ鮮やかな彩り
を呈する。「雁来花」の名の所為である。
茎は太く直立し、2mにもなり、多数の葉をつける。
花芽が分化する晩夏から初秋に、枝先の葉が紅・黄・赤など
に色づく。
花は葉腋のところに密生して付くが、淡緑・淡紅色で余り目
立たない。
葉鶏頭はで中国名で「雁来花」と呼ばれるが、日本の古名で
は「かまつか」という。
その云われは、清少納言の「枕草子」の「草の花64段」に、
『葉鶏頭のことを日本人が「かまつか」と呼んでいる植物は
唐の文字で「雁来花」と書かれている。』この事から葉鶏頭
の中国名は「雁来花」日本での呼び名は「かまつか」となる。
然し、雁来花は「雁の来る頃に咲く可愛らしい花で、藤の花
に似た色合いをしている」という表現から、日本の「露草」
ではないかという説も在る。
判断は難しく、、、何れとも定かではないが、葉鶏頭の季語
は秋で、副題に「雁来花」「かまつか」が在る。
今、葉鶏頭が盛りとなり、その葉が鮮やかな色合いを見せる。
今日の1句
露きらりいよいよ赤し葉鶏頭 ヤギ爺
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