令和4年8月28日(日)
気象予報士の日、百葉箱
1949年(平成6年)8月28日に、第1回気象予報士の
国家試験が行われ、この日を「気象予報士の日」とした。
気象庁以外の人が気象予報を行う際に、その技術水準や信頼
性を担保するための技能試験として創設された。
全国の天気、
日本初の天気予報図(明治17年)、
気象予報士とは、日本の国家試験の一つで「気象業務法第3
章の2」に基づき、指定試験機関が実施する知識及び技能に
ついての試験(気象予報士試験)に合格した者であって、気
象庁長官による登録を受けた者をいう。
1993年(平成5年)の「気象業務法改正」に依り、気象
庁以外の者に対する予報業務の許可が実施された。
気象予報業務の許可事業者は事業所ごとに気象予報士を置か
なければならない。気象予報士は事業所と専属の関係は必要
はなく、予報士は複数の事業所のために「現象の予報」を行
う事が出来る。
但し、地震動(緊急地震速報)や火山現象の予報については
別定の「技術基準」に沿った方法により予想を行う。
テレビで、現象を伴わない単なる「天気予報解説」には、
気象予報士の資格の必要はないため、ニュースキャスターや
アナウンサーが登用されることが多く在る。
NHK予報士:南利幸さんの解説、
2021年(令和3年)3月現在の気象予報士は10840
名である。その内訳は男性88%、女性12%となっている。
日本で最年少予報士:島田有吾さん(中1)
百葉箱とは、
気象観測のために設置され、温度計などの観測機器を日射や
雨、雪等から保護するための装置(収納箱)のこと。
18世紀前半にイギリスで、日除け屋根付きのスタンドに、
温度計等を取りつけた。
1863年、スコットランドのトーマス・ステイブンソンが
二重のよろい窓付の木箱で陽光を遮断し、風通しのよい箱を
作り観測機器を収納した。これが日本で百葉箱と呼ばれる。
日本では、1872年に各種観測事業を計画し、1876年
の6月にイギリスから、当時最新の各種観測機器を輸入する。
これが百葉箱の原型である。
1947年の「学習指導要領」の思案が出される。
1954年から実施された「理科教育振興法」に依り、
「理科教育のための設備の基準に関する細目を定める省令」
により全国の小学校に百葉箱を設置され、気象観測が実施
される事となった。
そう言えば、小学校の高学年の理科の授業で「百葉箱」の
取り扱い方を教わったが、、、今では授業で百様箱を使う
ことは在るのだろうか、、、。
あの頃は高学年に「理科クラブ」があり、観測を毎日実施
していたように思う。
名古屋市東区矢田公園内の百葉箱、
今日の1句
吟行日予報外れて爽気満つ ヤギ爺