遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

カンナ

2022-08-05 16:21:10 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年8月5日(金)

カンナ : かんなの花、檀特の花

カンナ科カンナ属の球根植物であるが、暖かい地方では
球根を掘りあげる必要はなく、宿根草として扱われる。
中南米原産で、アンデスの地域では根を食用とする種を
育てる所も在る。


春に球根を植えると夏から秋にかけて独特の形をした花
を咲かせる。 草丈は2m
芭蕉に似た楕円形の葉の間から花茎を出し、大きな唇形
の花を開く。色は赤や黄色等のいかにも熱帯産らしく、
色鮮やかである。


花の時期は長く、7月頃から11月初め迄咲き続ける。
日本へは明治時代に、欧州で品種改良されたものが渡来
し、観賞用として栽培された。

アカハナ檀特の花
また、「檀特の花」と言われるのはカンナの一つであり
江戸時代に東南アジアから渡来したが、今では殆ど栽培
されていない。

名古屋市の北西に位置する「庄内緑地公園」の奥に、
ボート池が在る。
 
数年前、8月の猛暑の中、吟行に出掛けた事が在った。
公園の中ほどに薔薇園があり、その向こうに広がる池
の辺り、蓮田に僅かに蓮の花が残る、、、、


カンナが群生



花の無い夏の眞盛りに、色鮮やかな紅と黄色の大ぶりの
花が目についた。 草丈1.5m程、カンナの花である。


この暑さに人影は無く、ボート池は開店休業状態、、、
カンナだけがぎらつく太陽、なんのその、

今日の1句

日照雨来てカンナの炎醒め遣らぬ

※日照雨 : そばえ、にわか雨