遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

酔芙蓉

2022-08-29 15:57:07 | 鶴舞公園へ行って来ました
令和4年8月29日(月)

鶴舞公園の酔芙蓉

酔芙蓉は、アオイ科・フヨウ属の落葉低木
中国原産の芙蓉を改良した園芸品種、一重・八重咲きがある。

同じ花が朝の陽射しの中では純白に開花し、午後2時頃にな
ると薄紅色に染まり、夕方になると殆どの花が萎んでしまう。

夏から秋にかけて大輪の花を咲かせ、朝・昼・夕と花の色の
変化が、まるで酒に酔い顔が赤くなる様子から、「酔芙蓉」
の名が付けられた。
樹木の高さは1~5mで、5弁の一日花が咲く。
葉は10~20cm程の掌状で、5~7に浅く裂け互生する。

芙蓉によく似た花に木槿(ムクゲ)があるが、芙蓉の花との
違いは、花の雌蕊が5つにカーブするように曲がっているの
が「芙蓉」で、真直ぐなのが「木槿」である。


最も区別し易いのが葉っぱで、芙蓉の葉は大きな掌状裂けた
(5~7)形で、色は明るい緑色をしている。



木槿の葉はやや小さめで、葉の縁がのこぎりの様なギザギザ
の切込みが在る。
芙蓉の花のいろが変わるのは、日照や気温が影響していると
推測されるがハッキリした事は判らないようである。



名古屋市お鶴舞公園内の酔芙蓉の花が見頃を迎えている。

この花の咲く「芙蓉園」に入ると、紅潮した顔がそこかしこ
を彩る様子は、まるで宴会場のよう。


宴もたけなわだが、ぐでんぐでんに酔った花は少しずつ萎み
始めていた。そろそろお開きの時間が来たようだ、、、。」
(中日新聞朝刊、酔芙蓉開花紹介記事より、引用した。)


今日の1句

しなだれる火点し頃の酔芙蓉  ヤギ爺