遊民ヤギ爺

俳句と映画のゆうゆう散歩

ポインセチア

2021-12-16 16:26:09 | 日記

令和3年12月16日(木)

ポインセチア : 猩々木

ポインセチアといえば赤を思いつくが、最近では白、黄、ピンク

に紫や青い葉のものも在る。

メキシコ原産のトウダイグサ科の常緑低木で、暑い国では路地咲

で2~3mにもなるようである。

葉は互生し、枝先は間がつまり輪生状になる。

輪生した葉は秋頃から鮮紅色となり、これが花弁の様に見える。

花は、その中にポツポツと黄緑色の小さな花を付ける。

観賞用として鉢植えで育てることが多く、温室内で明るさを操作し

て育てられる。

温かな沖縄などでは屋外の公園等に植栽されている。

我国でクリスマスの花として急速に普及し、我々の冬の生活の中に

すっかり馴染んでいるようだ。

11月~12月頃になると茎の上の苞葉が紅く色づき、花屋の店先

に鉢植えが並ぶ様になり、「クリスマス。フラワー」と呼ばれる。

日本へは明治時代に渡来し、真っ赤に染まる苞葉から、大酒飲みの

赤い顔から「猩々」に見立て、「猩々木」と名付けられた。

ポインセチアには有毒成分のホルボールエステル類が含まれて居り

皮膚炎や水疱などを引き起こす。

また、1919年にハワイで子供がポインセチアを食べ死亡した例

が在るので、注意が必要だ。

名古屋市の東山植物園や、荒子川公園内に在るプラザセンター等で

この時期になると、ポインセチアが飾られる。

 

今日の1句

裏店にポインセチアの色溢る   ヤギ爺