ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

のろのろ。

2007-12-10 00:51:10 | 日記
 途中まで今日が土曜日だとおもっていた。本物の土曜日は寝ていたらあっという間に過ぎていたのだった。そういえば。でも、年賀状とか準備したりして、ちょっとは局員らしい感じで年末気分。

 今日は書店時代の同期の子と会う。二人とも書店を狙い撃ちしていたから、成り行きとして、いくつかの書店は一緒に受けた。まさに就活の同士で、ほかの友達にはない気分がある。ともに就活を乗り切り、やっと内定もらった本屋を、どちらも辞めてしまったという、まったく、あの頃には想像もしていなかったことだ。
 結局、わたしは甘えているのだろう。就職して、辞めて、結局あの頃の自分探しモードに逆戻りしている。探したって自分なんてネーヨ、ととっくに知っているのに。さがせばどっかに正解があるという幻想を捨てきれない。みんなみたいな、テレビに出てくるみたいな、正当な道に、復帰できる方法があるのではないかといまだにおもっている。全部幻想なのに。そこへ戻れるということも。そもそも戻るべき憧れの「王道」なんてもの、全部全部幻想だ。そのことは知ってる。知っててもくだくだいってしまうんだから、救いがないなぁ。
 と、毎度同じことばかりおもってしまうことも、やっぱり救いがない。ドードー巡り。と書くと鳥の名前ぽくてかわいい。

 せっかくのお休みなので、昼は少し小説を進める。テスト前と同じで、書こうとするとなんだか怖気づいてしまって、関係ない掃除とか始めちゃったりとかして、家事ばかりはかどるのでした。それはそれでよいことだけど、違うじゃん! と。そこは違うじゃん! と。何度でも自分に言いたい。書きたい、とおもう気持ちと、矛盾しているようなそうでないような気持ち。
 それでも今日は書き始めたら筆がのったので、ちょっとは前に進んだ。根本的に、ストーリーというものを前に進める能力が足りてないので、本当に苦労する。些事ばかり書きたいんだもの。でもそれじゃあお話にならないので、お話の体裁を整えるのに四苦八苦だ。うう。
 とにかく今回書いてるものは、書き終えることが第一の目標なので、完全に時系列に忠実に書くことにしてる。そうと決めてかかって書けば、一応は困らないで前に進むから。今日はこれをした、次の日はこれをした、と日記ばりの細かさになっている。進めるだけ進めてから刈り込む作業をする予定。しかし、進めるだけ進める段階からして難しい。うう。いつまでたっても先が見えてこない。うう。
 でも書く。

 一つでも完成させると、新しい世界が見えてくる、とは、マンガ家志望の友人の言葉。彼女は一つのお話を完成させて、持込をして、プロに見てもらって、何かがふっきれたらしい。その体験談はわたしのお守りのようなものだ。きっと、お話を一つ完成させたら、少なくとも一つの扉が開けるに違いない。とりあえずは、はじめと終わりのある物語を……。
 あんまり言い過ぎると死亡フラグみたくなってくるなぁ。