ドーナツ畑の風に吹かれて

おかわり自由のコーヒーを飲みながら、廻る季節をながめて、おもったこと。

左右をキョロキョロ、誰も見ていないことを確認。

2007-12-01 12:17:41 | 日記
 久しぶりに放置してた日記書いてみようか。
 誰かに読んでもらうためというよりは自分の備忘録として。
 前からそのスタンスに変わりはない。

 就活してた頃の自分の日記を読み返した。ああ、こんなことおもってたな、と自分の日記のくせに新鮮。そのように、将来の自分に読ますために書いてたわけで、その目論見は見事成功というわけだが。
 あの当時、自分がきちんと書店に就職し、だけど一年ちょっとで退社して、郵便局でアルバイトすることになるとは、全然おもっていなかった。不思議だ。あの頃からずいぶんいろんな考え方がかわった。社会に出て、ちょっと後退してフリーターになって、初めてわかる正社員のつらさとすばらしさとか。ボーナスとか有給休暇とか、それはすばらしいことなのだ、とか。失ってわかるのである。まあ、それはそれでいい。
 なぜそんなものを読んでいるかというと、就活生の小説を書いているから。来年結婚して広島にいくわけだが、その前にどうしても一本小説を書き上げたいとおもっている。生まれてからこの方、一度もきちんと書き上げたことがないから(あそびの短編なんかはいくつか書いたけどさ)、せめてその状態からだけでも本気で脱出したい。出来を云々言える段階ですらないものな、完結した作品が一本もないという状況は。まずはそこを脱却。きちんと賞に応募して、結果はともかく、自分は作家というものをいつまでもいつまでもあきらめきれないのだということをいい加減認めて、開き直って、生涯その事実に向き合いたい。成れないとしても。年下の作家がどんどん出てきて、それがものすごくうらやましいという情けなくてつらい現実とかも。趣味が読書である以上、見ないふりできないもんね。本屋に並ぶさまざまな新人作家さんたちの本。
 つらいことです。でも、自分の中にはもうそれくらいしか確かな感情がないから、そこを頼みにしないと、生きてることがよくわかりません。ニコニコ動画だけを食べて生きていくわけにはいかんのです。夢が必要なのです。かなわないかもしれなくても、夢が必要なのです。どれだけつらくとも、願ってしまう気持ちだけが本物である以上、願い続けるのです。情けなくても、かっこ悪くても。泣きながら、空を見上げながら。

 誰も見ていないところでこっそり決意表明。
 やっぱり日記はあとあとの自分のために必要なので書いていく。なるべくね。
 とりあえずは1月のダヴィンチ文学賞とかめがけて。