日々の逃避

ある大学教員の単なる独り言です。
バイオマテリアルとか高分子とかを研究している・・・かも。

地震・・・!

2022年03月17日 | 日常

昨夜の23時半頃。床の揺れはまったく感じなかったけど、部屋の照明や、テーブルの上に置いてあったコップの水面が10数秒だけ揺れた。

ん?地震か?と思い、地震速報でも見ようかとテレビの電源を入れたとき、再びゆらゆらと横に揺れ始めた。今度は明らかに床も揺れている。

あーーーこれは、「遠く(東北や関西あたり)で大地震が起きて、その影響で東京が横揺れして震度3~4ぐらいになる」パターンの揺れだ・・・東日本大震災のときの最初の揺れにすごく似ている・・・結構やばいかも・・・と思い始めるのと同時に、「バンッ」という音とともに部屋の照明が一斉に消えた。驚いて「え?」と声に出した次の瞬間、大きめの横揺れがガツンと来た!

結構大きい。

揺れが収まったのは1分以上たってから。

揺れが収まっても、部屋の電気はまったくつかない。揺れが収まったらすぐつくと予想していけれど、いつまで待ってもつかない。

窓の外も、あたり一面が真っ暗だ。スマホで地震情報を見てみると、福島県沖を震源として震度6強。東京は震度4。震度6強ってかなり大きい。

10分たっても、20分たっても、まったく電気がつかない。東京に40年以上住み続けているけれど、こんな状況は初めてかも。

こうなると気になってくるのが、研究室の状況だ。試薬やガスボンベのことが心配だ。そこで部屋が真っ暗な中、ドクターのOgくんに電話してみた。研究室の立ち上げ以来ずっと、(大学の近所に住んでいる)ドクターの学生さんたちに、「震度3以上の地震が起きたら研究室の様子を見に行って欲しい」と伝えてある。ドクターの学生たちが採用されているRA(リサーチアシスタント)の研究室補助業務としてお願いしている。Ogくんと電話がつながると、もう研究室にいて、研究室内が無事なことを確認してくれていた。どうもありがとうーーー。

安心したので、あとはこの停電の中、長期戦に備えるだけだ。自宅に準備してあった数個のランタンをつけたり、懐中電灯をつけて外に出てまわりの様子を見てみたり、風呂に水をためたりしていた。

やっと電気がついたのは1時すぎ。やっぱり電気ってありがたいもんだな・・・。

今回は、1時間半以上の停電の間でもスマホを使うことができて、情報を収集できた。震源地が遠いことがわかったので、特に不安も無く過ごすことができた。でもふと思ったけど、もし停電で電波が止まってしまってネットにつなぐことができなかったら、結構不安になっただろうなぁ・・・後から調べてみると、スマホの電波塔には発電機が付いているから停電時でも電波を発することはできるらしい(トラブル次第では電波は止まるらしいけど)。

避難用のラジオを持っているけど、避難の時に使う袋の中に入ったままで、すぐに使える状態ではなかったなぁ・・・電池で簡単に駆動するラジオを、暗がりの中でもわかりやすい場所に置いておいた方がいいかもな。それが今回の地震の個人的な教訓。

2011年3月11日の東日本大震災の時は、9日にM7.3(最大震度:5弱)、10日にM6..8の地震が起きて、その翌日にM9.0(最大震度:7)の本震がどーんと来た。これから数日は気をつけないとな、とすごく思う・・・。

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