日々の逃避

ある大学教員の単なる独り言です。
バイオマテリアルとか高分子とかを研究している・・・かも。

オンラインいろいろ

2020年05月20日 | 日常

うちの大学では、4月第1週に学生向けの通信環境調査が実施され、4/15に教員向けのオンライン講義緊急講習会が開催された。大学からは複数のオンライン講義実施法(動画のストリーム配信、音声付きパワーポイントファイルの配信・・・など)が提示されたけど、その時点ではどの先生もまだ試行錯誤中という感じだった。google classroomを使った講義の開設も初めてだし、google classroomの中で動画や課題やテストをどのように配信するように設定すれば良いのかも初めての経験だ。配信した映像や課題や、クラスそのものが学生からどのように見えているか、配信側(自分)からはよくわからない部分が多い。いろいろな試行錯誤を何日も続けた。4月中には予習期間としての講義実施が推奨され、5月の連休明けには大学全体でオンライン講義が本格的に始動した。

オンライン講義のドタバタした準備と平行して、学内の委員会や教授会がすべてオンライン開催に移行した。すべての会議はgoogle meetを使って開催されることになったけど、それも使ったことがなかったので、最初は戸惑った。しかも自分の場合は、学科長として学科の会議を主催する立場なので、参加者全員の画面に資料を固定表示したり、いろいろな機能に慣れておく必要がある。これもいろいろと試行錯誤するうちに慣れてきた。

どこ大学も同じ状況だろうけど、よくまぁ1ヶ月という短期間でここまでこぎつけたもんだなぁ、と思う。4月以降、大学の環境はあらゆる面で大幅に変わった。オンライン講義用の資料作りはやっぱり大変だ。でも、研究室所属学生が4/6~6/14まで登校禁止なので研究室を閉鎖しているし、学会も中止になったし、いろいろな打ち合わせが中止や延期になっているので、「教育にかけることができる時間」がかなり増えているからなんとかこなせている。6/15から(← 学生の登校禁止が予定通り解除されれば・・・)研究室を徐々に再開できそうだけど、研究室が動き出すとオンライン講義の準備にかけられる時間は激減するはず・・・つまり、6/14までにオンライン講義の準備を可能な限り進めておくしかないわけだ。

6/15以降の忙しさを考えると、少し憂鬱。。。

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