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世界の覚書

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タミフルは異常行動と因果関係があるか

2005年11月13日 | 環境・天災・健康
タミフル服用後2少年が異常行動死、関連は? (読売新聞) - goo ニュース
抗ウイルス薬 タミフルで突然死例 使用後異常行動も (産経新聞) - goo ニュース

厚生労働省の昨年6月の集計で、服用した14人が幻覚や異常行動、意識障害などを訴え、同省は注意を呼びかけていた。「副作用との関連は否定できない」としている。

タミフル使用後は呼吸が抑制されるらしいが、それが異常行動とどう関係するのかわからない。「意識障害から来る異常行動は、インフルエンザによる脳炎・脳症の症状でもあり、発表された事例もそれに含まれるのではないか。タミフルの副作用とまでは言いきれない」という見解もある。

もちろん、「タミフルを飲むと、いろんな症状が出るようですよ」という話もあるし、特に子供は「うわごと」を発する副作用があるともある。

タミフルはA型B型に有効だが、その作用機序は、ノイラミニダーゼの活性を阻害するため、ノイラミニダーゼと逆の形をしたタンパク質でノイラミニダーゼを塞ぎ、インフルエンザウイルスを細胞膜表面に足止めすることによって繁殖を防ぐというものらしい。感染初期にしか意味がない。

A型に有効な、シンメトレル(塩酸アマンタジン)というものがある。この作用機序はタミフルとは違うが、それはさておき、「インターフェロンと似た作用があるため、抑鬱による自殺企図などの副作用が出る場合もあり、幻覚、不眠などの副作用がある」という(ソース)。

インフルエンザの症状として、異常行動が含まれるのかもしれないが、シンメトレルも問題のように思われる(インフルエンザ/ワクチンQ&A(詳細解説)によれば、シンメトレルの副作用は「不眠、ふらつき、まれに不整脈、けいれん」とある)。

追記:タミフルの注意書きにこうある。「重大な副作用(頻度不明)として、ショック、アナフィラキシー様症状、肺炎、肝炎、肝機能障害、黄疸、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死症、急性腎不全、白血球減少、血小板減少、意識障害/異常行動などの精神・神経症状など」
※副作用の精神症状に(頻度不明のカテゴリながら)「幻覚、興奮、振戦、しびれ」が加えられたのは、2002年11月だ。

そもそも、タミフルとかは、初期にウイルス増殖を防ぐ効果があるだけだ。本来は高熱にはウイルスを殺す効果があるわけで、インフルエンザは自然治癒が基本だ。だから、タミフルを使用すべき条件は非常に限られるはずだ。日本は、使用しすぎなのは、間違いない。

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