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避難所の食事は栄養不足

2011年05月05日 | 環境・天災・健康
朝日:避難所、栄養足りず ビタミンCは全施設で 宮城県調査
県内の避難所332カ所で提供された食事を調べたところ、1日の平均エネルギー提供量は1546キロカロリーで、国が避難者の摂取目標とする2千キロカロリーを下回っていたことが分かった。大規模避難所での栄養不足が目立ったという。(中略)栄養素別では、1日あたりの平均で、たんぱく質が44.9グラム(目標55グラム)、ビタミンB1が0.72ミリグラム(同1.10ミリグラム)、ビタミンB2が0.82ミリグラム(同1.20ミリグラム)、ビタミンCが32ミリグラム(同100ミリグラム)といずれも目標を下回った。ビタミンCは全避難所で摂取不足だった。食事の提供回数は、避難所の規模で違いがあった。被災者100人未満の避難所197カ所では約8割が1日3食を提供していたが、500人以上の大規模避難所11カ所のうち5カ所は1日2食だった。栄養面でも、大規模避難所の平均はエネルギー提供量1340キロカロリー、たんぱく質35.4グラムで、全体の平均を下回った。
産経:「阪神」より低い宮城の避難所の栄養価 1日2食の所も
現在、宮城県内の避難所での1日の食事単価は1010円。これに対し、阪神大震災時の基準は800円だったが、特別基準が採用され、1・5倍の1200円に増額された。震災1カ月後の食事を比較すると、阪神では1日3食のうち、1~2食の幕の内弁当とカット野菜が提供されていた。ところが今回は震災1カ月以上が経過した現在でも1日2食で、それもおにぎりやパンが中心の避難所も多いという。避難所で実施した栄養調査では、避難所の9~10割でビタミン類が不足し、8割でタンパク質が不足していることが判明した。
栄養が足りない。そもそもカロリーも足りない。1340キロカロリーは、成人としては生命維持レベル下限1200キロカロリーに近い。

対策は簡単で、資金が足りない。阪神で1200円なら、今回は少なくとも1200~1300円を目指すべきだろう。輸送費が嵩むのであれば、1400~1500円でもいい。そりゃあ、税金には違いないが、何しろ生活第一政権のはずである。

大規模避難所の方が低レベルというのも、考えさせられるポイント。もっとも、全平均で1546キロカロリーだから、どこでも足りてない感じだ。

生活環境としては、食事だけでなく、あらゆる点で、避難所の多くが劣悪であるようだ。特に洗濯が出来ない場合が問題であるように思われる。

あと、避難所にいる人間の数は、被災民の何分の1なのか。阪神の例を考えると、あるいは、1/5か1/10程度ではないかと思うが、今回まだ数字を見ていない。

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