政権は銃口から生まれる国。党軍でしかない人民解放軍。共産党の一党支配が国是の国。そこの戦略の根幹が簡潔に(教科書に)語られている。
軍事理論が、未熟過ぎる。
中国人民大学出版社から刊行された『政治学原理』という大学院の教科書がある。中国人民大学・北京大学・清華大学・復旦大学など中国の名門大学の教授らが編纂したもので、現在、中国では多くの学生がこれを教材として使っている最後の引用部は、シンプル過ぎるテーゼである。実力以外、何も信奉しない。これが中国政治の原理だとしたら、恐ろしい話しではないか。
(中略)
「1つの主権国家がもし十分に強大な軍事力を持っていなければ、小さな威嚇により崩壊してしまう可能性がある」「軍事力を国家権力の象徴にすれば、和平時においても内外の異分子に対する抑止力にもなる」
(中略)
「国家と国家の間には、矛盾と衝突は避けられない。これらの矛盾と衝突が和平的手段で解決できないときに、武装衝突と戦争は避けられないのである」
軍事理論が、未熟過ぎる。
![人気ブログランキングへ](http://image.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_1510_1.gif)