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世界の覚書

道州制、易姓革命、外国人参政権には反対です。伝王仁墓に百済門を作るのは場違いであり、反対です。

世論における皇統嫡流主義の不思議

2006年09月12日 | 天皇制
9月8日午前8時25分頃、TV朝日。女性コメンテータの発言。
「男女平等を目指してきた憲法(中略)この騒ぎ、一年くらい見てきて、同じ女性としてほんとにやりきれないんですね。皇族の女性は男の子を産むのが最大の仕事みたいになっていて、そのことへのプレッシャーが凄いと思うんですよね。(中略)とても複雑です。(中略)男性だから慶びが倍になるとか、そういうのは、おかしいですよね」
#この直後にコメンテータ大谷昭宏氏の発言があるのだが、これは措いといて(何を言いたいのか分からないのだ)。

皇族(に嫁いできた)女性が、男子を産むのが最大の仕事だと、思われていたのなら、なぜ過去40年も放置されてきたのだろう。また、宮家に子供ができる確率もあまり高いものではないし、子供のできる夫妻でも、2~3人で打ち止めという、少子化の風潮を誰もが放置していた。誰も気に留めなかった。弟宮が結婚したり、子供ができた時も、兄を差し置いてという、世間の声が秋篠宮家を直撃した。「皇族の女性は男の子を産むのが最大の仕事」という話は、どこにも無かった。それどころか、世論は、これ以上(弟宮に)子供を作るな、という方向だったのである。

今回、もういいよ(もう控えなくていいよ)という、見えざる意思と支持を確認して、秋篠宮家夫妻は新たな子作りを決意したのだ。これほど、驚くべき話はない。

(男子をもうけることが仕事)といった声が出てきたのは、まさに雅子様が嫁いできて、子供がなかなか産まれず、漸く誕生しても女子で、次がなかなか産まれない、という状況になった時だ。その時点になるまで、基本的にそんな「プレッシャー」なんて、皇族の誰も感じていなかったのではないか。世論も、そんな事は気にしていなかった。むしろ、直系主義、強固な嫡流主義こそ、事実だったのだ。東宮家以外は、余計なことをするな、という見えざる圧力があったのだ。

男子が産まれた途端に、今度は「男子だから慶びが倍になるとかいうのはおかしい」という声が聞こえてきた。つまり、男子誕生は、必ずしも歓迎されなかったのだ。それどころか、皇室典範議論を先送りにしてしまう点で、大いに「マイナス」だと言い切る識者もいたのである。

世論的には、雅子様おかわいそう、愛子様おかわいそう、という声につきる。その声が、弟宮家を直撃していることには、誰も気づかないのだ。世論というのは、残酷なものだ。

#秋篠宮家や紀子様は強い方々だと信じている。

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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (kyouji)
2006-09-12 18:20:18
 12年ぶりの出産で名前は悠久の歴史を継ぐ子、「悠仁(ひさひと)」。

 この意思の強さ。この長き伝統へかける思い。

 これに感動しない奴が私には理解できません。

 女性にとって子をなすという自分の命をかけたチャレンジに、男としてはまったく土下座して申し訳ないと言う他ないです。m(_ _)m
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