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世界の覚書

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党軍から国軍へ

2012年12月30日 | 軍事・諜報
hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳):防衛省防衛研究所編『中国安全保障レポート2012』経由

中国安全保障レポート2012(PDF)(第3号)48~49頁
仮に軍隊が党ではなく国家の軍である場合には、その主要な任務は国家の防護であり、一つの政党である中国共産党の政権を守る義務はなくなる。これは中国共産党にとって避けなければならない事態である。従って、中国共産党は「国内外の敵対勢力」が軍隊の国家化を主張することで、「中国共産党の政権基盤を揺るがそうと」しているとして警戒を高めているのである。(中略)中国の分析によれば、ソ連は党の軍隊に対する指導を取りやめた結果、共産党の危機時に軍隊が背き(中略)2012年に軍隊国家化への批判が大々的に展開されたのは、
党軍が国軍への傾斜を深める時、それが大陸中国の真実の瞬間かもしれない。実際には党内部の勢力争い、つまり党の権力基盤の不安定化があると、軍の引き締めに走るという話だが、それを超えて、党内の抗争に対してあくまで中立を保つと言う話になれば、軍隊の政治的中立化に他ならず、「国軍化」に傾斜する可能性はあるかもしれない。もう一つの可能性としては、軍の独自性が強化され、政治部門との齟齬が表面化すれば、最終的には軍事部門による政治部門の乗っ取りが起こるかもしれない。まあ、可能性は少ないだろうが。

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