私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

6×6のバス

2018-12-16 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 図書館から借りだしたバスの図鑑の如き書籍ですが、敗戦後の一時期の面白いバスの写真がありましたので紹介してみます。  敗戦の占領軍(進駐軍と呼ばれた米軍)から払い下げられた様々な兵器たる戦車とかトラック、ジープなどがあった様です。この内、戦車などは自衛隊(当初は警察予備隊)に、そのまま武装兵器として再利用された様です。この中でウェポントラックたるGMC6×6(6輪駆動)が400台ほどがあった様で . . . 本文を読む

昨日の橋桁落下死亡事故から

2018-12-16 | 事故と事件
 昨日(12/15)、埼玉県深谷市の橋梁解体現場で橋桁が落下し、ダンプカー(ダムなどの超大型ダンプ)の運転台が潰され、事故後9時間もしてから助け出された運転者は死亡していたという痛ましい事故を知りました。記事は以下の通りです。 ---------------------------------------------------- 橋桁の下敷きに、ダンプ運転手死亡 埼玉・深谷 毎日新聞2018年1 . . . 本文を読む

批判精神を否定する者

2018-12-14 | コラム
 世において、誹謗中傷とか人権を無視するなどの批判はとんでもないことだと思います。しかし、中には批判するなら代案を持ってしろ、つまり代案なき批判はイカンと否定する思想を持った者がいます。もし、これが正当な思想だとしたら、世のマスコミを含め様々な意見の表明は、ほぼ出来ぬことになるでしょう。いわゆる言論の自由を封殺する憲法21条違反の思想でしょう。  よく批判を繰り返す者に向かい「お前は何でもかんで . . . 本文を読む

ホイールアライメントを考える

2018-12-14 | 技術系情報
 ホイールアライメントを検討する場合、つまり測定し問題があれば修正する場合ですね、大半の場合は、左右のホイールベース差がないのを確認して、サイドスリップテスターを通してみて±5mmの基準値内に入るようタイロッドを伸縮してOKとしている場合が多いと思います。  ここで、もしかしたら知恵ない作業者は、ちょうど作業しやすい片側だけのタイロッドを伸縮する場合があります。このグループを見ている方にはあり得 . . . 本文を読む

木村剛という小狡い者

2018-12-13 | コラム
 移り変わりの早い現世では、ある時の悪人があっという間に忘れ去られてしまう。そんな備忘録として記録しておきたい。  既に覚えていない方も多いでしょう。この東大・経済学部卒の57才男だが、小泉内閣の時、巧みに取り寄った学者らしい竹中平蔵と昵懇の間柄だったことは当時の新聞記事を見れば一目瞭然だろう。竹中の後ろ盾もあり2003年に日本興業銀行の創業中核者の一人として創業したが2010年に経営破綻した。 . . . 本文を読む

骨太の方針という表現への嫌悪

2018-12-12 | コラム
 私見を書きたい。未だ、政府などで今でも使われている用語に「骨太の方針」というのがある。いわゆる様々な指針の中にあっての、大方針、もしくは重点方針ということで、この意味に異論はまったくない。この言葉を聞く度に、創作した偉大な政治家であって評論家たる人物を思い出し、嫌な思いを生じることだ。  その一人が、小泉首相だ。「自民党をぶっこわす」を連呼し、役者というか優秀なコピーライターだなぁと思う。それ . . . 本文を読む

エーミング調整の前提条件に笑う

2018-12-12 | 技術系情報
 近日、ある修理作業者(兼経営者)と久しぶりに会う機会があり、ひとしきり話し込んでしまいました。昨今の入庫状況や近隣の仲間たる工場の様子などが主たる話しの内容なのです。そんな中、笑わせられたのがASV(先進安全自動車)で修理後に必要になるという前提条件のことです。  つまり、ホイールアライメント点検もしくは調整を例にとれば、前提条件にはタイヤの空気圧だとか車高が基準値かとか記してあるでしょう。こ . . . 本文を読む

地方自治とは(最近読む本から)

2018-12-12 | コラム
 今読む本は「襲われて」(柳川喜郎著)という本です。内容は、岐阜県にある御嵩町という小都市(人口2万ほど)で生じた、町内への産業廃棄物処理場の建設計画に伴う中、町長となった柳川氏の経験した地方自治に関わる体験談といってよいでしょう。  同長の産廃建設予定地は国の国定公園になっていて、様々な規制がなされる地です。にも関わらず、許認可権者である岐阜県は認可を与えて、町議会でも建設止むなしと決議を行っ . . . 本文を読む

JR東海批判

2018-12-11 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 夢の新々新幹線たるリニアだが、既に工事は着工しており、様々な工事の模様が報道されています。昨今は、記事のコメント欄がある場合が増えていますが、思わず以下の様な文をコメントしてしまいました。 ------------------------------------------------------------ JR東海さんよ、夢のリニアもいいけれど、在来線の静岡県各駅とか列車のサービスも進めて欲 . . . 本文を読む

ふそうエアロキング修復事例

2018-12-10 | 事故と事件
 現在日本製の2階建てバスはなくなってしまい、スカニアなどの輸入車しか新車では存在しません。かつては、国産の「ふそうエアロキング」が以前まで新車販売していたのですが、なくなって久しい訳です。それでも、稀少な車種として、今でも使用している事例は多いと思います。  写真は、かなり以前(10年くらい前)に撮影した、エアロキングの前期型です。修復に伴い、MC後のヘッドライト仕様(プロジェクタータイプ)に . . . 本文を読む

工数を思う

2018-12-10 | 技術系情報
 知り合いの作業者などと話をしていて、工数(メーカー工数、日整連標準点数、損保指数など)が合わないんだよなーという会話になります。そういうとき、私は「その作業何回目?」と質問してみます。その返答は大概、初めてやったというものです。「そりゃ合う訳ないよ。」というのが私の答えです。  だいたいこういう工数なりは標準・・・というような文言が表題名頭に付きます。この標準とは、平均的なと云い代えてもよいか . . . 本文を読む

閉ざされた原語空間を再び思う

2018-12-10 | コラム
 閉ざされた原語空間(江藤淳著)という本があります。東北震災と東電福島1原発大人災事故の際、極めて強く感じたのですが、その後も何度も繰り返し感じ続けています。民主主義を前提として、三権分立、言論の自由、情報の公開が憲法やその他法に規定されていても、それを検証すべきジャーナリズムが崩壊した国においては、民主国家とは云えぬと思い続けています。 以前の記事 再び閉ざされた言語空間を思う . . . 本文を読む

旧ソ連が解体せざるを得なかった理由

2018-12-10 | コラム
 暗殺(2002年10月)された石井紘基(高評価できぬ民主党所属)という国会議員が居ました。この方、モスクワ大学大学院で6年を過ごした方です。その石井氏曰く、その目で見たソ連の実態と日本は同じ構造を持っていると喝破したのです。その後、国政に参加するようになり、数々の不合理な行政を批判し、「国会の爆弾男」と呼ばれたのです。しかし、右翼団体と名乗る者に刺殺されるに至った方です。そんな、石井の姿を伝える . . . 本文を読む

日本の鉄道車輪サプライヤー

2018-12-10 | 技術系情報
 写真は古いSL(C58)の動輪です。観察したところ、内部が中空になっているいわゆる鋳造による製法のものでしょう。鋳造というと、いわゆる脆さがあるのですが、ブレーキディスクなどに使用されるネズミ鋳鉄といわれる脆性に劣るものと、鋼に匹敵する粘りを兼ね備えたダクタイル鋳鉄と呼ばれるものがありますが、恐らく後者なのだろうと想像しています。  拡大した動輪外周部の刻印を見てもらえば、この動輪のメーカーが . . . 本文を読む

再生可能エネルギーとかリサイクル率の嘘と鉄のこと

2018-12-10 | コラム
 私が信頼する大学教授で武田邦彦氏は、YouTubeなどで様々な問題解説などを聞いて、しばしば納得できることが多いと思っています。元々、東北震災に伴い東電福島原発1の人災の頃から知った学者ですが、広く世の様々な問題を科学者の視点で解説している点で、100%とは云えぬまでも信頼できる方と思っています。  その武田氏曰わく、再生可能エネルギーの最右翼たる太陽光発電は、その製造と設置に石油の4倍のエネ . . . 本文を読む