私の思いと技術的覚え書き

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木村剛という小狡い者

2018-12-13 | コラム
 移り変わりの早い現世では、ある時の悪人があっという間に忘れ去られてしまう。そんな備忘録として記録しておきたい。

 既に覚えていない方も多いでしょう。この東大・経済学部卒の57才男だが、小泉内閣の時、巧みに取り寄った学者らしい竹中平蔵と昵懇の間柄だったことは当時の新聞記事を見れば一目瞭然だろう。竹中の後ろ盾もあり2003年に日本興業銀行の創業中核者の一人として創業したが2010年に経営破綻した。その間に木村は会長にまで上り詰めたが、2010年に赤字決算の責任を取り辞任している。なお、2010年(平成22年)6月11日、金融庁からの検査忌避の告発を受け、警視庁が日本振興銀行を捜索し、7月14日、警視庁の取調べを受け、同日銀行法第63条第三号違反(同法第25条に基づく検査の忌避)容疑で警視庁に逮捕される。8月3日、起訴された。2012年3月16日、東京地方裁判所において懲役1年執行猶予3年の有罪判決(求刑は懲役1年の実刑)[9]。月末までに控訴せず確定。つまり前科1犯の男だ。

 wikで知る木村の最近動向だが、「2012年4月、東京都千代田区神田松永町にある、木村が設立した元・フィナンシャルジャパン編集部があったビルの別の階に、同編集部とは関係なくA Power Now株式会社を設立し、外国人留学生向けの各種ビジネスをはじめている。同社はA Power Academy(語学研修・国際結婚紹介)、A Power Marketing(市場調査)、A Power Job(仕事・人材紹介)、A Power Home(不動産仲介)という子会社を持つ。」となっているが、いわゆる人材派遣派遣業の派生業だろう。ここでも、同じく人材派遣業の会長職に収まる竹中平蔵だとか南部靖之辺りと関係がありそうなことは誰でも思うところだと思う。

 しかし、思うのは権力に媚び寄り小狡く途方もない報酬を得る、学者崩れの多いことにやりきれぬ思いを持つのは私だけだろうか。

追記
 東京都知事となり家族の旅行費を都費で補填していたというケチな事実などで辞任せざるを得なかった学者崩れに桝添某なるものがいるがスケールは小さいが同類であろう。その後を引き継いだ猪瀬某なる微小説家兼評論家も、これも酷い有り様だった。何が有益な業績があったのだろうか。

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