私の思いと技術的覚え書き

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昨日の橋桁落下死亡事故から

2018-12-16 | 事故と事件
 昨日(12/15)、埼玉県深谷市の橋梁解体現場で橋桁が落下し、ダンプカー(ダムなどの超大型ダンプ)の運転台が潰され、事故後9時間もしてから助け出された運転者は死亡していたという痛ましい事故を知りました。記事は以下の通りです。
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橋桁の下敷きに、ダンプ運転手死亡 埼玉・深谷 毎日新聞2018年12月15日
 15日午前10時45分ごろ、埼玉県深谷市中瀬の利根川河川敷で、土砂運搬作業中のダンプ(積載量32トン)が、解体中の旧上武大橋(全長約895メートル)の下部を通過しようとしたところ、荷台が橋桁に衝突。橋桁の一部(長さ約50メートル、幅3.3メートル、重さ約52トン)が落下してダンプが下敷きになった。50代の男性運転手が閉じ込められていたが、約9時間後に死亡が確認された。 

 県警深谷署や県によると、橋は車道と歩道の2本からなり、落下したのは歩道側。ダンプは工事現場のみで使用されており、午前7時ごろから盛り土をするための土砂運搬作業をしていた。荷台を上げた状態で走行していたとみて調べている。

 橋は利根川に架かり、埼玉と群馬県境にある。新たな橋を架け替えたため8月末から通行止めとなっていた。【古賀三男、畠山嵩】
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 事故現場のNet写真を2枚付しますが、橋梁を吊り上げるクレーンも見当たらず、歩道用橋梁が横倒しになり、ダンプ進行方向に押し出され移動してキャブの上に転落している状況が読み取れます。これは、限られた情報での想像ですが、もしかするとダンプベッセルを上昇させ、下降するのを忘れたまま、橋梁下を通り抜けようとして生じたのかもしれません。何れにしても恐ろしい出来事です。



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