花日和

恋ひわび しばしも寝ばや 夢のうちに 見ゆれば逢ひぬ 見ねば忘れぬ

東京攻略

2013年02月15日 | 映画

《 東京攻略 》



~あらすじ~

大手銀行の頭取の娘メイシー(陳慧琳 ケリー・チャン)は
親への反抗心から日本人ビジネスマン(仲村トオル)と結婚することに
しかし、結婚式目前、男は姿を消してしまう
メイシーはひょんなことから同行することになった
青年ユン(鄭伊健 イーキン・チェン)と共に男の行方を追って東京へ
そこで二人はある事情で同じ男を探す探偵リン(梁朝偉 トニー・レオン)と出会うが...

導演は 《 花木蘭 》 の馬楚成(ジングル・マ)監督です


なんとなく...このご時勢でこのタイトルを見ると

反日の中国人が作った春節用の花火を思い浮かべちゃいました... (それは「東京大爆発」(笑))


初っ端から、いきなり変な道具を駆使して敵と戦うトニー大都督を見て...

「これはとんでもないブツを借りてしまったかも 」 と...先行きが不安になりましたが...

でも、ドタバタコメディーかと言うとそうでもなく...俳優陣も豪華だし

アクションシーンもけっこう本格的だし...ストーリーもしっかりしてるし...

ちょっとジャッキー色の入ったような雰囲気の、アクションコメディーと言ったところでしょうか?

意外にも(?)なかなか面白かったです


全編を通して、トニー大都督の日本語が超カタコトで脱力しました(笑)(日本人とのハーフだってのに...)

(そんなカワイイ喋り方してると、趙雲様が放っておけなくて蜀にさらって行っちゃうぞ~)

それに引きかえ陳慧琳は、なかなか流暢な日本語を喋っていましたね (何を言ってるかちゃんと解るし)


引きの画が多かったので、てっきりスタントマンを使ってると思っていた

トニー大都督のスケボーシーンや、鄭伊健の水上バイクのシーンも...

メイキングを見たら、ちゃんと本人がやっていたのでビックリしました

皆さん結構体張ってます

でも...その一方で...

トニー大都督がエンジン付きスケボーで、敵のチャリンコとカーチェイス(?)するシーンや...



キャリアカーの上で格闘したり、となりを走ってる車に飛び移ったりするシーンは...

全然スピード感が無くて笑えました

時々こういう脱力トラップが仕掛けてあるので、香港映画ってヤツは油断できません(笑)


日本からは、阿部寛、仲村トオル等が出演していましたが...

中でも阿部寛演じるヤクザのボスが、ヤク中みたいに手が震えてたりして



ぶっ飛んだ役作りがなかなか良かったです

仲村トオル氏もよく香港映画に出てますよね~

でも...日本の女優陣はショボかった...



エンクミなんてセリフ完全に棒読みだし... (当時のアイドル枠でゲスト出演ってな感じですかね...)

他にもっと演技が出来る女優さんはいくらでもいたでしょうに... と思いましたが

メイキングを見たら、馬楚成監督がテレビで見て自分で選んだと言っていたので

監督はアイドル系がお好きなんでしょう...きっと...

(まだブレイク前の柴崎コウも、ほんのちょこ~っとだけ出てました)


そうそう...エンドロールで見つけたんですが...

副武術指導に谷垣健治さんの名前がありました (この時はまだ“副”だったのね~)

確信はありませんが...序盤のトニー大都督との乱闘シーンにも出てたような...

全般にゆる~いけど(笑)アクションだけは手を抜いてないな~と感じたのは

やっぱり武術指導に谷垣イズムが入ってたからなんですね~


韓国には興味がないけど...続編(?)の 《 ソウル攻略 》 も観てみようかな~という気になってます(笑)
コメント (2)
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