《 東京攻略 》
~あらすじ~
大手銀行の頭取の娘メイシー(陳慧琳 ケリー・チャン)は
親への反抗心から日本人ビジネスマン(仲村トオル)と結婚することに
しかし、結婚式目前、男は姿を消してしまう
メイシーはひょんなことから同行することになった
青年ユン(鄭伊健 イーキン・チェン)と共に男の行方を追って東京へ
そこで二人はある事情で同じ男を探す探偵リン(梁朝偉 トニー・レオン)と出会うが...
導演は 《 花木蘭 》 の馬楚成(ジングル・マ)監督です
なんとなく...このご時勢でこのタイトルを見ると
反日の中国人が作った春節用の花火を思い浮かべちゃいました... (それは「東京大爆発」(笑))
初っ端から、いきなり変な道具を駆使して敵と戦うトニー大都督を見て...
「これはとんでもないブツを借りてしまったかも 」 と...先行きが不安になりましたが...
でも、ドタバタコメディーかと言うとそうでもなく...俳優陣も豪華だし
アクションシーンもけっこう本格的だし...ストーリーもしっかりしてるし...
ちょっとジャッキー色の入ったような雰囲気の、アクションコメディーと言ったところでしょうか?
意外にも(?)なかなか面白かったです
全編を通して、トニー大都督の日本語が超カタコトで脱力しました(笑)(日本人とのハーフだってのに...)
(そんなカワイイ喋り方してると、趙雲様が放っておけなくて蜀にさらって行っちゃうぞ~)
それに引きかえ陳慧琳は、なかなか流暢な日本語を喋っていましたね (何を言ってるかちゃんと解るし)
引きの画が多かったので、てっきりスタントマンを使ってると思っていた
トニー大都督のスケボーシーンや、鄭伊健の水上バイクのシーンも...
メイキングを見たら、ちゃんと本人がやっていたのでビックリしました
皆さん結構体張ってます
でも...その一方で...
トニー大都督がエンジン付きスケボーで、敵のチャリンコとカーチェイス(?)するシーンや...
キャリアカーの上で格闘したり、となりを走ってる車に飛び移ったりするシーンは...
全然スピード感が無くて笑えました
時々こういう脱力トラップが仕掛けてあるので、香港映画ってヤツは油断できません(笑)
日本からは、阿部寛、仲村トオル等が出演していましたが...
中でも阿部寛演じるヤクザのボスが、ヤク中みたいに手が震えてたりして
ぶっ飛んだ役作りがなかなか良かったです
仲村トオル氏もよく香港映画に出てますよね~
でも...日本の女優陣はショボかった...
エンクミなんてセリフ完全に棒読みだし... (当時のアイドル枠でゲスト出演ってな感じですかね...)
他にもっと演技が出来る女優さんはいくらでもいたでしょうに... と思いましたが
メイキングを見たら、馬楚成監督がテレビで見て自分で選んだと言っていたので
監督はアイドル系がお好きなんでしょう...きっと...
(まだブレイク前の柴崎コウも、ほんのちょこ~っとだけ出てました)
そうそう...エンドロールで見つけたんですが...
副武術指導に谷垣健治さんの名前がありました (この時はまだ“副”だったのね~)
確信はありませんが...序盤のトニー大都督との乱闘シーンにも出てたような...
全般にゆる~いけど(笑)アクションだけは手を抜いてないな~と感じたのは
やっぱり武術指導に谷垣イズムが入ってたからなんですね~
韓国には興味がないけど...続編(?)の 《 ソウル攻略 》 も観てみようかな~という気になってます(笑)