関雲長

やっとレンタルになった 《 関雲長 》 （邦題　《 三国志英傑伝　関羽 》 ）を鑑賞～



曹操の捕虜になった関羽が、わが君の元へ帰る時に５つの関で６人の将を倒す...

「 関羽千里行 」 の部分を描いたお話なので...

わが君（方中信 アレックス・フォン）がチラッと出てきただけで...



趙雲さまは出てきませんでした...ちぇっ...


曹操（姜文 チァン・ウェン）は...今まで見て来た曹操の中で１番曹操っぽい気がしました



丞相としての威厳もありつつ、ちゃんと悪役っぽさも醸し出していて...

尚且つ　 関羽スキー 　炸裂の時は、恋するカワイイ曹操になっちゃうという...（笑）


献帝は 《 孫文の義士団 》 の李重光　こと王柏傑 （ワン・ボーチェ）

この献帝...曹操の傀儡にされてる割に、なんだか今の状況に満足してる風...



皇帝とは思えないフランクな話し方で（笑）曹操と一緒にニコニコと畑を耕しちゃったりしてるし 　


そして...曹操配下の張遼役 邵兵 （シャオ・ピン）さんは初見だったんですが...

なんだかシブいし、ちょっとやさぐれててカッコよかったです
　


（あ...初見じゃなかった 《 ＴＨＥ　ＭＹＴＨ／神話 》 に出てたの？...もう一度観てみようっと ）


関羽が護るのは劉備の第３夫人候補...綺蘭（孫儷 スン・リー）（もちろん架空の人物）



関羽はこの綺蘭に想いを寄せているという設定...恋する関羽ってのも初めて見ます（笑）

そして...千里行だけを描いてるので、５関の将たちとの闘いも丁寧に描かれています

中でも、最初の「東嶺関」の孔秀（安志杰 アンディー・オン）との戦いはカッコよかった～



偃月刀 ＶＳ 槍　けっこう互角（笑）

吉川三国志では...「関羽が一吼すると、彼の体躯は真二つになって血しぶきとともに斬り落されていた」

ってな具合にあっさりと殺られちゃった孔秀さんも...

安志杰飾でこれだけカッコよく描いてもらったら、きっと浮かばれる事でしょう（笑） 阿弥陀仏～


余談ですが...６将の中で「沂水関」の卞喜だけはちょっと端折られてましたが...

《 三国志魂（スピリッツ） 》 を読んで以来...卞喜と聞くと、どうしてもこれを思い出してしまいます...



「でかいこんぺいとうか...」（爆）


しかし...関羽...ちっｓ...ピ～（以下自粛）

背が低かったと言われてる曹操よりもちっｓ...（以下自粛）なんて...関羽に見えな～い

偃月刀だけじゃなくて、剣も弩も使っちゃう関羽...もちろんド兄さんなので、ものすごく機敏に動く動く...

なんとなく関羽ってドッシリ重厚感があるイメージだったので...全然関羽に見えな～い

そして...元々短かったヒゲを途中で切っちゃったので...さらに関羽に見えな～い

監督は 「今までになかった関羽像を描きたかった」 ということなので

そこは狙いどおりなのかもしれませんけどね...


関羽はちょっとちっｓ...（以下自粛）けど...史実や小説と違うところもあったけど...

でも...電視劇と違って城も装飾も本格的で...もちろんアクションも申し分ないし

古装好き、三国志好きな私にはとっても面白かったです （出来れば劇場で観たかったな～ ）