映画「ゴールデンスランバー」:「痴漢は死ね」という書で泣く 2010年02月21日 17時10分50秒 | 映画(新作レヴュー) 中村義洋監督のメジャー・デビューと言える「アヒルと鴨のコインロッカー」から観てきた伊坂幸太郎原作の映画化作品の中では,ずば抜けて完成度の高い作品だ。 不条理としか言いようのない罠にはめられた主人公が,自ら行動することによって様々な人を巻き込み,絶体絶命の窮地から脱出する,というシンプルなストーリーが,ここまで心を打つ映像になるとは予想していなかった。メジャーな娯楽映画のフィールドで,地道にキャリア . . . 本文を読む